建設グラフインターネットダイジェスト

〈建設グラフ2001年12月号・2002年1月号〉

特集 新潟県―PARTT・U

立県から100余年

豊かな水と県民の屈指の努力により着実な発展を遂げた「日本海大交流」の最大拠点

 新潟県は、日本海沿岸のほぼ中央部に位置し、東側に連なる朝日山地、飯豊山地、越後山脈ならびに西側に発達する西頚城山地、白馬山地の山々に囲まれ、山形、福島、群馬、長野、富山の5県と接している。
 季節風が運ぶ雪は豊かな水をもたらし、発達した河川は多くの平野を形成する。中でも信濃川、阿賀野川の流域にはわが国屈指の新潟平野が広がっている。また、越後(新潟県の本州部分の旧称)の海岸線は338kmと長く、砂丘の発達が多く見られる。
 一方、佐渡は、沖縄本島に次ぐ大きさを持ち、北に大佐渡山地、南に小佐渡山地が並行して走っており、中央部に国仲平野が広がる。このほか、県北部の沖には粟島がある。
 現在の新潟県内には、1万数千年前から段丘や山麓を中心に人々が暮らしていたとされ、大和政権の勢力の北上とともに、8世紀の始め、今日の県域に当たる越後、佐渡両国が成立。明治9年には新潟県が誕生し、同19年に福島県に属していた東蒲原郡を編入して現在の姿となった。平成9年11月1日現在で、20市57町35村の計112市町村となり、活気に満ちた姿に変貌を遂げている。
 立県から100年余、広大な県土と県民の不屈の努力により着実な発展を遂げ、さらには上越新幹線、関越自動車道、北陸自動車道及び磐越自動車道の開通により高速交通体系が整備され、また新潟空港の2,500m化等により、国内外との交流をより一層深めることを推進している。
 今後も「日本海大交流」の拠点として更なる発展を目指し、積極的な県政の発展を図る。
 今月から連載特集として、新潟県の現在の姿を、特に土木・農業・都市計画に関わる「社会資本整備」の視点から見ていくことにする。

寄 稿

 【2002年1月号掲載】

◆県民一人ひとりが「ものの豊かさ」と「心の豊かさ」をともに享受できる21世紀型の県づくりを

新潟県土木部 都市局長 島原 利昭

◆安全な生活と交流人口の増大をめざして

新潟県 十日町土木事務所長 堀 一好

 【2001年12月号掲載】

◆より豊かなまちづくりへ

新潟県 新潟土木事務所長 櫻井 誠一

◆地域の課題とニーズに対応する21世紀型の社会資本の整備を目指して

新潟県 新発田土木事務所長 上田 茂樹

◆「良寛の里づくり」をめざして

新潟県 与板土木事務所長 植木 昭一

◆南魚沼地域の活性化のために

新潟県 六日町土木事務所長 小林 賢市

◆トキの羽ばたく賑わいの島づくり

新潟県 相川土木事務所長 木下 惠夫

 シリーズ・コシヒカリのふるさと

  新潟県の農業農村整備―新潟県農地部―

 【2002年1月号掲載】

◆北蒲原地域の生産基盤を総合的に整備し、併せて農村環境整備も確立/新発田農地事務所

◆北魚沼地域の農業農村整備促進計画を策定/小出農地事務所

◆西蒲原地区で排水機能を強化/巻農地事務所

◆信濃川左岸地区で用水管理体制を整備/長岡農地事務所

◆魚沼産コシヒカリのふるさと/六日町農地事務所

◆基幹施設の整備を終え、ほ場整備を展開/三条農地事務所

 【2001年12月号掲載】

◆新津市東部で湛水被害の防除/新津農地事務

◆河川改修、土地改良で生まれ変わった“地図にない湖”/新潟農地事務所

◆生産コストの低減と中山間地の農業基盤整備を推進/佐渡農地事務所

◆荒川頭首工の護床工改修に着手/村上農地事務所

ズームアップ

◆新潟県土木部都市局建築住宅課・県営住宅(長岡地区)稽古町住宅建替事業
◆新潟県土木部都市局営繕課・紫雲寺記念館記念公園 健康スポーツセンター
◆新潟市都市整備局土木部・新潟県土木部都市局都市整備課 弁天線