自然災害を土木技術でどこまで減らせるか![]() |
||||
埼玉県の山奥、秩父郡滝沢村に、滝沢ダムができる。荒川という首都圏を流れる、文字通りの荒ぶる川を治めるダム群の一つだ。これによって、大滝村の一部が水没し、約100世帯の住民の離村をともなったが、その犠牲によって救われる生命と財産は計り知れない。また、過疎化の進む地域にとっても、村の再生へ向けての起爆剤として、大きな期待がかけられている。滝沢ダムは、下流域だけでなく、建設地である上流域にも偉大な恩恵をもたらすものとして、その使命は重く、事業実施の意義は大きい。しかし、水資源開発公団と施工に当たる建設会社は、それでもわずか100世帯あまりの犠牲を、決して軽んじてはいない。地域の歴史を踏まえながら、現在建設中の滝沢ダムについて特集した。 | ||||
![]() |
![]() |
|||
|
||||
![]() |
◆平成11年8月14日・豪雨により大増水した荒川 |
|||
◆潤いを未来に・荒ぶる川の恵みを求めて |
||||
![]() |
◆自然の息づかいに耳を傾けながら施工 |
|||
![]() |
◆厳しい自然条件の中、工事進捗を図る滝沢ダム水資源開発公団滝沢ダム建設所長 大藪 勝美 |
|||
![]() |
◆荒川源流域の大滝村
|