建設グラフインターネットダイジェスト

〈建設グラフ2003年11月号〉

愛知県道路公社

交通の円滑化を通して、地域の産業・生活を活性化

中部地域のみならず全国交通ネットワークの一翼を担う

愛知県道路公社 主要路線紹介

▲中部国際空港連絡道路(建設中)
愛知県は関東圏と近畿圏を結ぶ交通の要衝であり、地域の活性化みならず、わが国産業の活性化においても大きな一翼を担っている。
愛知県道路公社は、愛知県の区域及び周辺の地域において、その通行又は利用について料金を徴収することができる道路の新設、改築、維持、修繕その他の管理を総合的・効率的に行い、交通の円滑化を通して地域の産業・生活を支えている。
運営しているのは知多半島道路(延長20.9km)をはじめとする合計16路線、全延長128.2km。
現在、建設を進めているのは、知多半島道路・中部国際空港連絡道路をはじめとする合計5路線25.8kmである。
<主要路線の紹介>
尾張パークウェイ/小牧東インター有料道路
尾張パークウェイは延長7.7km、飛騨木曽川国定公園に位置する起伏に富んだ道路である。東には霊峰御嶽山、西には伊吹山が遠望でき、春はツツジが全線にわたって咲き誇る。沿線には明治文化を後生に伝えるユニークな野外博物館「明治村」などがある。
小牧東インター有料道路は、中央自動車道の小牧東インターと国道19号とを延長1.6kmで結ぶ道路。尾張パークウェイともに、愛岐丘陵の観光ルートを形成し、四季を問わず沿線でレジャーが楽しめる。
▲尾張パークウェイ ▲三河湾スカイライン
音羽蒲郡有料道路/三河湾スカイライン/三ヶ根山スカイライン
オレンジロードの愛称を持つ。音羽蒲郡有料道路は音羽蒲郡インターチェンジから蒲郡市を直結している。三河湾スカイラインは延長16.3km、国道23号の幸田町から蒲郡市と御津町の境にある国坂峠までを結んでいる。
あじさいラインの名で知られる三ヶ根山スカイラインは、幡豆町から形原温泉に至る延長5.1kmの有料道路である。附近のレジャースポットには多彩なアトラクションやプールが楽しめる「ラグーナ蒲郡」がある。

茶臼山高原道路
天竜奥三河国定公園内の景勝地茶臼山を起点として、奥三河の山並みを左右に望みながら、折元インター、面ノ木インターを経て、終点の設楽町西納庫で国道257号へと通じる有料道路である。延長は14.2km、天狗棚トンネルを抜けると眼下に津具高原が見渡せる。
▲三ヶ根山スカイライン ▲茶臼山高原スキー場(豊根村)
鳳来寺山パークウェイ
県道能登瀬新城線の豊岡を起点とし、鳳来寺山行者越を経て、県道鳳来設楽線の門谷に接続する延長7.7kmの道路だ。かつては鳳来寺山へ登るために、表参道の1,425段続く石段を登っていたが、この道路が開通してからは、わずか15分たらずで山頂駐車場まで行けるようになった。

本宮山スカイライン
南設楽郡作手村保永から、本宮山山頂を経て、作手村白鳥で国道301号に接続する延長11.6kmの道路。全域が本宮山県立自然公園に指定され、山頂付近一帯は展望園地などが整備されたふるさと自然公園国民休養地になっている。眼下には三河湾、浜名湖の雄大なパノラマが見渡せる。
▲鳳来寺山パークウェイ ▲本宮山スカイライン
本坂トンネル
延長2.0km、静岡県の三ヶ日町と愛知県の東三河地方とを結び、両地域の産業、観光面において重要な役割を担っている。古くは姫街道としても栄えた道筋である。

小坂井バイパス
4本の鉄道を跨ぐ連続高架橋の道路で国道1号と23号を0.9kmで直結している。東名高速豊川インターから東三河臨海部への最短ルートでもあり、三河湾国定公園、渥美半島県立自然公園へのアクセス道路としても重要な役割を担っている。
▲本坂トンネル ▲小坂井バイパス
衣浦豊田道路建設事務所 猿投グリーンロード建設事務所
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