建設グラフインターネットダイジェスト

〈建設グラフ2003年11月号〉

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奥三河への大動脈・猿投グリーンロードの中山IC〜八草IC間を4車線化

2005年愛知万博のアクセスに対応

愛知県道路公社 猿投グリーンロード建設事務所

猿投グリーンロードは、昭和47年に県道力石名古屋線の力石〜八草間の有料道路として整備された、名古屋市東部から豊田市北部・奥三河地域を結ぶ延長13.1kmの大動脈である。

路線は東海随一の紅葉の名所香嵐渓や愛知の屋根である茶臼山高原への近道であるほか、季節の移り変わりを楽しめる定番のツーリングコースとしても人気が高い。
また国道153号、419号、155号、県道豊田明智線との交差部でインターチェンジと接続し、地域のアクセス道としても大きな役割を果たしている。

沿線は、西広瀬工業団地をはじめとした企業立地や、住宅団地の建設、さらに東海自然歩道や愛知県緑化センター、ゴルフ場などの観光・レクリエーション施設の整備が着々と進められてきた。
しかしこの着実な発展に伴って、年々交通量は増加し、春と秋の行楽シーズンには度々渋滞が起きているのが現状である。

この交通需要の増加に対処するため、愛知県道路公社・猿投グリーンロード建設事務所では中山インター〜八草インター間の4車線化を図り、交通需要の増加に対処する。
これは西加茂郡藤岡町から豊田市八草町までの8.6kmについて現在の往復2車線道路を4車線化するもので、2005年に開催される日本国際博覧会のアクセス道路としても機能を分担することから、その役割がますます重要となる。
工事は平成7年から開始され、13年8月には加納インター、猿投トンネルを供用しており、今年度中の事業完了を予定している。

2005年愛知万博に向けてのアクセス向上と地域交通の円滑化を図る
〜猿投グリーンロード4車線化工事安全協議会〜

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