建設グラフインターネットダイジェスト

〈建設グラフ2004年11月号〉

特集・日本道路公団北海道支社

道東自動車道 夕張〜十勝清水間・今年からいよいよ本線工事に着手

JH千歳工事事務所所管・夕張〜占冠間事業概要

▲占冠村清風山地区 占冠地区地すべり対策工事穂別トンネル東工事

全国高速道路網の約12%を占める北海道の高速道路建設計画は、函館市を起点として室蘭市、苫小牧市、札幌市、旭川市を経て稚内市に至る北海道縦貫自動車道681kmと、黒松内町を起点として小樽市、札幌市、千歳市、夕張市、帯広市近郊を経て根室市及び網走市に至る北海道横断自動車道694kmの計1,375kmが予定されている。
このうち開通区間は北海道縦貫自動車道の一部として道央自動車道(国縫ic〜士別剣淵ic)375.9km、北海道横断自動車道の一部として、札樽自動車道(小樽ic〜札幌jct)38.3kmと道東自動車道(千歳恵庭jct〜夕張ic及び十勝清水ic〜本別・足寄ic)124.5kmの総計538.7kmとなっている。
今回全線着工の運びとなったのは、北海道横断自動車道の内、道東自動車道夕張〜十勝清水間である。これは道内交通最大の難所である一般国道274号日勝峠をはじめ、山々によって地形的に隔てられてきた道東地域を高速交通ネットワークで道央圏と連結するものであり、地元のみならず北海道民が永く熱望していた道路である。
同路線を所管するjh千歳工事事務所、帯広工事事務所の事業概要について次号にわたって特集する。

▲占冠村清風山地区 占冠地区地すべり対策工事
穂別トンネル東工事
▲夕張市楓地区 地すべり対策工事

千歳工事事務所(2004年11月号掲載) 帯広工事事務所(2004年12月号掲載)
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