平成18年2月より 北海道首長選挙 町村編(任期満了=・新町誕生=7町・廃町村=1町3村)

 

◎任期満了・15町村(2月より=1月は別編)

2月    ○豊浦町長選挙(2月22日任期満了)

3月    ○神恵内村長選挙(3月16日任期満了)

4月    ○七飯町長選挙(4月16日任期満了)

        ○栗山町長選挙(4月11日任期満了)

        ○浜頓別町長選挙(4月26日任期満了)

6月    ○上ノ国町長選挙(6月4日任期満了)

7月    ○芽室町長選挙(7月18日任期満了)

8月    ○江差町長選挙(8月7日任期満了)

11月  ○小平町長選挙(11月8日任期満了)

        ○釧路町長選挙(11月13日任期満了)

        ○羽幌町長選挙(11月29日任期満了)

12月  ○士幌町長選挙(12月4日任期満了)

        ○奈井江町長選挙(12月6日任期満了)

        ○幌延町長選挙(12月13日任期満了)

        ○津別町長選挙(12月22日任期満了)

 

◎合併による選挙・10町村(20町村)=別編

◎編入による首長の失職・4町村=別編

 

平成19年1月・2月 北海道首長選挙 町村編(任期満了・7町村)=別編

 

 

◎2月

○豊浦町長選挙(1月24日告示)

【現職の工藤国夫豊浦町長の経歴】

工藤氏は、昭和19年12月16日生、自治大学校修了。同町社会教育課長、総務課長、教育長を歴任。平成10年町長選に出馬し落選している。14年2月23日町長就任。現在1期目。

【平成18年豊浦町町長選挙経過】

□平成17年12月3日、豊頃町選挙管理委員会は次期町長選挙(任期満了は平成18年2月22日)の日程を平成18年1月24日告示、29日投票と決めた。即日開票される。

□平成17年10月18日、現職の工藤国夫(くどう・くにお、60歳)町長は臨時町議会で次期町長選挙(任期満了は平成18年2月22日)に再選を目指して出馬することを明らかにした。

工藤氏は、昭和19年12月16日生、自治大学校修了。同町社会教育課長、総務課長、教育長を歴任。平成10年町長選に出馬し落選している。14年2月23日町長就任。現在1期目。

【平成14年豊浦町町長選挙結果】

□平成14年1月22日告示

任期満了に伴う豊浦町長選挙は平成14年1月22日告示され、新人の工藤国夫(くどう・くにお、57歳)前教育長以外に立候補の届出がなく同氏の無投票初当選が決まった。

工藤氏は、自治大学校修了。同町社会教育課長、総務課長、教育長を歴任。平成10年町長選に出馬し落選している。

【過去の豊浦町町長選挙結果】

□平成10125日投票

現職が前教育長を破り4選果たす26年ぶりの町長選挙

 任期満了に伴う豊浦町長選挙は、平成10125日投票、即日開票され、現職の武藤市藏(むとう・いちぞう・75歳)町長が、新人の工藤国夫前教育長(53歳)を破って4選を果たした。

武藤氏は、大正11915日生、真狩村出身、道立苫小牧工業学校本科電気科卒。同町教育長を経て、昭和61年町長選に出馬、無競争で初当選を飾る。3期まで選挙の洗礼を受けていなかった。

当日有権者数              4,479 

投票者数                            3,972 

投票率                  88.68 

当選       武藤 市藏       2,138

工藤 国夫       1,767

□平成6年1月30日告示

 任期満了に伴う豊浦町長選挙は、現職の武藤市藏町長以外に立候補の届出がなく同氏の無投票3選が決まった。

□平成2年1月28日告示

 任期満了に伴う豊浦町長選挙は、現職の武藤市藏町長以外に立候補の届出がなく同氏の無投票再選が決まった。

□昭和61年2月23日告示

 任期満了に伴う豊浦町長選挙は、新人の武藤市藏前同町教育長以外に立候補の届出がなく同氏の無投票初当選が決まった。

□昭和61年2月23日告示

 任期満了に伴う豊浦町長選挙は、新人の武藤市藏前同町教育長以外に立候補の届出がなく同氏の無投票初当選が決まった。

47年10月

任期満了に伴う豊浦町長選挙は、現職の武田一町長が、新人の大野正雄前同町議会議員を破って3選を果たした。47年の町長選挙以降は無投票。

 

◎3月

○神恵内村長選挙(3月16日任期満了)

【現職の高橋昌幸神恵内村長の経歴】

高橋氏は、神恵内村出身、岩内高卒。昭和45年神恵内村役場入り、産業課主幹、同課長、住民課長を歴任。平成14年2月村長就任。現在1期目。

【平成14年神恵内村長選挙結果】

新人の高橋氏無投票で初当選

任期満了に伴う神恵内村長選挙は平成14年2月19日告示され、新人の高橋昌幸(たかはし・まさゆき、51歳)前同村住民課長以外に立候補の届出が無く同氏の無投票初当選が決まった。

高橋氏は、神恵内村出身、岩内高卒。昭和45年神恵内村役場入り、産業課主幹、同課長、住民課長を歴任。

【平成14年神恵内村長選挙経過】

□平成13年12月21日、高橋昌幸同村住民課長(同日辞表を提出)は2月19日告示の同村町選挙に出馬する意向を固めた。

【神恵内村長選挙経過】

□平成13年12月21日、神恵内村選挙管理委員会は次期村長選挙(任期満了は平成14年3月16日)の日程を2月19日告示、同24日投票と決めた。即日開票される。

□平成13年12月19日、現職の高山庸一(たかやま・よういち、72歳)村長は定例村議会で今期限り(任期満了は平成14年3月16日)の引退を表明した。

高山氏は、昭和4314日生、大阪市出身、東京都立石神井中、自治大学高卒。483月神恵内村教育長から村長に。現在7期目。

【過去の神恵内村長選挙経過】

□平成10217日告示

現職の高山村長が7選を果たす

 任期満了に伴う神恵内村長選挙は平成10217日告示され、現職の高山庸一(たかやま・よういち・68歳)村長以外に立候補の届け出がなく同氏の無投票7選が決まった。高山氏は、昭和4314日生、大阪市出身、東京都立石神井中、自治大学高卒。483月神恵内村教育長から村長に。

□平成6220日告示

任期満了に伴う神恵内村長選挙は、現職の高山村長(64歳)以外に届け出がなく、同氏の無投票6選が決まった。平成2年も無競争。

□昭和61年2月16日投票

任期満了に伴う神恵内村長選挙は、現職の高山庸一村長が、新人の田中茂光氏を破り4選を果たした。

当日有権者数              1,331人

投票者数                            1,300人

投票率                  97.67%

当選       高山 庸一  746票

田中 茂光  542票

□昭和57年2月28日告示

任期満了に伴う神恵内村長選挙は、現職の高山村長以外に届け出がなく、同氏の無投票3選が決まった。

 

◎4月

○七飯町長選挙(4月16日任期満了)

【現職の水嶋清七飯町長の経歴】

水嶋氏は、昭和1358日生、七飯町出身、函館工業高卒。同町都市環境課長、商工観光課長、社会福祉課長を歴任。平成64月町長に就任。現在3期目。

【平成18年七飯町長選挙経過】

□平成17年11月29日、中宮安一(51歳)同町都市建設課長は次期町長選挙に出馬する意向を固めた。

中宮氏は、昭和29年8月5日生、函館市出身、国立函館高等専門学校卒。52年同役場入り、土木課長、平成17年4月都市建設課長。

□平成17年10月20日、石寺廣二(61歳)元道議会議員は次期町長選挙に出馬することを明らかにした。

石寺氏は、昭和19年9月21日生、旭川市出身、室蘭工業大学土木学科卒。北海道土木部道路整備課長、網走土木現業所所長を歴任。平成11年渡島支庁管内(定数4人)の道議会議員に立候補し当選(七飯町の得票数は7,517票)、15年では落選(七飯町の得票数は5,956票)。

□平成17年9月13日、現職の水嶋清(67歳)町長は定例町議会で次期町長選挙に出馬しないことを明らかにした。同町長の任期満了は平成18年4月16日。

水嶋氏は、昭和1358日生、七飯町出身、函館工業高卒。同町都市環境課長、商工観光課長、社会福祉課長を歴任。平成64月町長に就任。現在3期目。

【平成14年七飯町長選挙結果】

 任期満了に伴う七飯町長選挙は平成14年3月24日投票、即日開票され、現職の水嶋清(みずしま・きよし、63歳、民主党推薦)町長が、新人の牧野喜代志(まきの・きよし、50歳)前同町議会議員を破り3選を果たした。

水嶋氏は、昭和1358日生、七飯町出身、函館工業高卒。同町都市環境課長、商工観光課長、社会福祉課長を歴任。平成64月町長に就任。

有権者数                            22,888人

投票者数                            13,478人

投票率                  58.89%

無効票                     138票

当選       水嶋 清                         10,415.807票

              牧野喜代志     2,924.192票

    ※小数点以下=「きよし」の票は案分比例

【平成14年七飯町長選挙経過】

□平成14年2月22日、牧野喜代志(50歳)同町議会議員は平成14年3月19日告示される同町長選挙に出馬する意向を固めた。

牧野氏は、昭和26年6月7日生、七飯町出身、高千穂商科大中退。54年同町議初当選(6期)、会社役員、北海道季節労働者組合監事。

□平成13年12月11日、現職の水嶋清(みずしま・きよし、63歳)町長は定例町議会で平成14年3月19日告示される同町長選挙に3選出馬することを表明した。

水嶋氏は、昭和1358日生、七飯町出身、函館工業高卒。同町商工観光課長、社会福祉課長を歴任。平成64月町長に就任。現在2期目。

□平成13年12月6日、七飯町選挙管理委員会は次期町長選挙(任期満了は平成14年4月16日)の日程を平成14年3月19日告示、同24日投票と決めた。即日開票される。

【過去の七飯町長選挙結果】

□平成10317日告示

 任期満了に伴う七飯町長選挙は平成10317日告示され、現職の水嶋清(みずしま・きよし)町長以外に届け出がなく、同氏の無投票再選が決まった。

水嶋氏は昭和1358日生、七飯町出身、函館工業高卒。同町商工観光課長、社会福祉課長を歴任。平成64月町長に就任。

□平成6327日投票

任期満了に伴う七飯町長選挙(現職の金澤清一町長は勇退・5期)は、新人の水島氏(55歳)が、同じく新人の坂本氏(会社社長・53歳)を破って初当選を果たした。20年ぶりの新人同士による選挙戦となった。

当日有権者数              19,661

投票者数                            15,348

投票率                  78.06

当選       水島  清   9,525

坂本 昭治   1,298

□平成2325日投票

 任期満了に伴う七飯町長選挙は平成2325日投票、即日開票され、現職の金澤清一町長が、新人の前田氏を破って5選を果たした。

金沢氏は、昭和3年1月12日生、函館市出身、道庁立函館商業卒。49年七飯町助役から川尻俊視町長の後継で町長選に出馬、革新系候補を破って初陣を飾る。

当日有権者数              17,358

投票者数                            8,441

投票率                  48.63

当選       金澤 清一   7,227

前田 宗勝   1,095

□昭和61年3月23日投票

 任期満了に伴う七飯町長選挙は昭和61年3月23日投票、即日開票され、現職の金澤清一町長が、新人の前田氏を破って4選を果たした。

当日有権者数              15,966人

投票者数                             9,729人

投票率                  60.94%

当選       金澤 清一   8,495

前田 宗勝   1,094票

□昭和57年3月21日投票

 任期満了に伴う七飯町長選挙は昭和57年3月21告示され、現職の金澤清一町長以外に立候補の届出がなく、同氏の無投票3選が決まった。

 

○栗山町長選挙(4月11日任期満了)

【現職の川口孝太郎栗山町長の経歴】

川口氏は、昭和1631日生、栗山町出身、栗山高卒、北大工学部土木工学科卒。394月道入庁、平成4年帯広土木現業所長、7年道住宅都市部技監、9年釧路支庁長。平成10年4月町長就任。現在2期目。

【平成14年栗山町長選挙結果】

現職の川口町長無投票で再選

任期満了に伴う栗山町長選挙は平成14年4月2日告示され、現職の川口孝太郎(かわぐち・こうたろう、61歳)町長以外に立候補の届出が無く同氏の無投票再選が決まった。

川口氏は昭和1631日生、栗山町出身、栗山高卒、北大工学部土木工学科卒。394月道入庁、平成4年帯広土木現業所長、7年道住宅都市部技監、9年釧路支庁長。平成10年4月町長就任。

【平成14年栗山町長選挙経過】

□平成13年12月18日、現職の川口孝太郎(かわぐち・こうたろう、60歳)町長は定例町議会で次期町長選挙(任期満了は平成14年4月11日)に再選を目指して出馬することを表明した。

川口氏は昭和1631日生、栗山町出身、栗山高卒、北大工学部土木工学科卒。394月道入庁、平成4年帯広土木現業所長、7年道住宅都市部技監、9年釧路支庁長。平成10年4月町長就任。現在1期目。

【過去の栗山町長選挙結果】

□平成1047日告示

道庁OB19人目の首長誕生

 前町長の死去に伴う栗山町長選挙は平成1047日告示され、新人の川口孝太郎(かわぐち・こうたろう、57歳)氏以外に立候補の届け出がなく、同氏の無投票初当選が決まった。

 同町長選挙は川口氏以外に、同町議会議長の木村忠正氏(60歳)と、同町議会議員の泉勝文氏(57歳)が立候補を表明し、三つどもえの選挙戦が予想されたが327日、28日と相次いで出馬を取りやめた。

 川口氏は昭和1631日生、栗山町出身、栗山高卒、北大工学部土木工学科卒。394月道入庁、平成4年帯広土木現業所長、7年道住宅都市部技監、9年釧路支庁長を歴任。

□平成61113日告示

任期満了に伴う栗山町長選挙は平成61113日告示され、現職の佐藤逾(さとう・すすむ)町長以外に立候補の届け出がなく、同氏の無投再選が決まった。

佐藤氏は、昭和41130日生、女満別町出身、庁立美幌農林学校卒。栗山町教育委員会次長、同町総務課長、同助役を歴任。平成212月町長に就任、選挙の洗礼を受けていない。

□平成2325日告示

任期満了に伴う栗山町長選挙は平成2325日告示され、新人の佐藤逾(さとう・すすむ)同町前助役以外に立候補の届け出がなく、同氏の無投初当選が決まった。

昭和61年11月17日投票

任期満了に伴う栗山町長選挙は、現職の桂芳弘町長が、新人の木村哲郎氏を破り再選を果たした。

桂氏は、大正8年5月2日生、栗山町出身、庁立空知農業学校卒。同町教育庁、助役(3期)、同議会議員。

当日有権者数              12,283人

投票者数                             9,604人

投票率                  78.19

当選       桂 芳弘                     5,920票

              木村 哲郎       3,579票

昭和57年11月14日投票

任期満了に伴う栗山町長選挙は、新人の桂芳弘氏が、同じく新人の山田茂氏を破り初当選した。

当日有権者数              12,276人

投票者数                            11,387人

投票率                  92.76%

当選       桂 芳弘                     5,910票

              山田 茂                         5,428票

 

○浜頓別町長選挙(4月26日任期満了)

【現職の広瀬忠雄浜頓別町長の経歴】

広瀬氏は、昭和11年11月1日生、浜頓別町出身、浜頓別高卒(定時制)。30年10月道庁入庁、50年総務部学事課法人係長、54年同部主幹(職員監)、56年生活環境部環境影響審査課長補佐、57年同道民生活課長補佐、58年総務部人事課長補佐、60年同部参事(職員監)、62年衛生部総務課長、63年保険環境部総務課長、平成元年同道立病院管理室長、3年住宅都市部次長、5年渡島支庁長、7年同退職。寒住プレハブ工業且ミ長(札幌市中央区)。平成14年4月町長就任。現在1期目。

【平成14年浜頓別町長選挙結果】

広瀬道庁OB初当選

現職の市川昇町長辞任に伴う浜頓別町長選挙は平成14年4月27日投票、即日開票され、新人の広瀬忠雄(ひろせ・ただお、65歳)元渡島支庁長が、同じく新人の中村忠勝(なかむら・ただかず、54歳)前同町議会議員を破り初当選した。

敗れた中村氏は、同町職員労組の推薦を受け、市川昇前町長の支持層を固めたが、豊富な行政経験の広瀬氏にはおよばなかった。

広瀬氏は、昭和11年11月1日生、浜頓別町出身、浜頓別高卒(定時制)。30年10月道庁入庁、50年総務部学事課法人係長、54年同部主幹(職員監)、56年生活環境部環境影響審査課長補佐、57年同道民生活課長補佐、58年総務部人事課長補佐、60年同部参事(職員監)、62年衛生部総務課長、63年保険環境部総務課長、平成元年同道立病院管理室長、3年住宅都市部次長、5年渡島支庁長、7年同退職。寒住プレハブ工業且ミ長(札幌市中央区)

有権者数                            3,779人

投票者数                            3,498人

投票率                  92.56%

当選       広瀬 忠雄       1,921票

              中村 忠勝       1,531票

【平成14年浜頓別町長選挙経過】

□平成14年3月19日、中村忠勝同町議会議員は4月22日告示の同町長選挙に出馬する意向を明らかにした。

中村氏は、昭和22年8月2日生、浜頓別町出身、専修大学経営学部卒。会社役員、町商工会副会長、同町議4期。

     平成14年3月14日、浜頓別町選挙管理委員会は現職の市川昇町長辞職に伴う同町長選挙の日程を平成14年4月22日告示、同27日投票と決めた。即日開票される。

     平成14年3月14日、広瀬忠雄元渡島支庁長(ひろせ・ただお、65歳)・現在寒住プレハブ工業且ミ長が4月22日告示の同町長選挙に出馬する意向を明らかにした。

広瀬氏は、昭和11年11月1日生、浜頓別町出身、浜頓別高卒。30年10月道庁入庁、50年総務部学事課法人係長、54年同部主幹(職員監)、56年生活環境部環境影響審査課長補佐、57年同道民生活課長補佐、58年総務部人事課長補佐、60年同部参事(職員監)、62年衛生部総務課長、63年保険環境部総務課長、平成元年同道立病院管理室長、3年住宅都市部次長、5年渡島支庁長、7年同退職。現在・寒住プレハブ工業且ミ長(札幌市中央区)

□平成14年3月11日、浜頓別町議会は全会一致で市川昇(いちかわ・のぼる、66歳)町長の辞職に同意した。同町議会は同12日に同町選挙管理委員会に辞職を通知、同選管は14日に委員会を開いて選挙日程を決める。同町議の補選(欠員2名)も予定される。

公職選挙法で選挙管理委員会に通知から50日以内に町長選挙が執行される。

□平成14年3月5日、現職の市川昇(いちかわ・のぼる、66歳)町長が定例町議会終了後辞職願い(健康上の不安)を議長に提出した。

事実上の引責辞職で、昨年、町立国保病院の医師招へいをめぐる不透明な町支出金が発覚、同問題で町民から住民監査請求が提出された。平成13年3月、市川町長は同町監査委員会から町支出金は適性を欠くと改善勧告を受け、9月には町議会で同町長不信任決議案が提出され、6対8で否決される経緯があった。同問題は1年間にわたって町を揺るがせた。

市川氏は昭和10年9月24日生、浜頓別出身、北海道立自治講習所修了。同町総務課長、教育長、収入役を歴任。昭和44年から約11年間続いた社会党の坂下堯町政で組合の委員長を務めた。

【過去の浜頓別町長選挙結果】

革新系に保守相乗りで現職3選を果たす

□平成11年9月12日投票

任期満了に伴う浜頓別町長選挙は平成11年9月12日投票、即日開票され、現職の市川昇(いちかわ・のぼる、63歳)町長が、新人の山下陽照(やました・ようしょう、60歳)元農業団体を破り3選を果たした。

市川氏は昭和10年9月24日生、浜頓別出身、北海道立自治講習所修了。同町総務課長、教育長、収入役を歴任。初戦(平成3年)の時は社会党、地区労などの革新陣営の推薦を受け、11年ぶりの革新町政奪還に成功。今回は、保守系の商工政治連盟、建設協会、漁協などの推薦を受けた。

当日有権者数              3,886人

当日投票者数              3,429人

投票率                  88.24%

当選       市川 昇                         2,186票

              山下 陽照       1,188票

□平成7年9月5日告示

任期満了に伴う浜頓別町長選挙は平成9月5日告示され、現職の市川昇(60歳)町長以外に立候補の届け出がなく同氏の無投票再選が決まった。

平成3年9月8日投票

革新系町長11年ぶりに誕生

任期満了に伴う浜頓別町長選挙は平成3年9月8日投票、即日開票され、新人の市川昇(55歳)同町前収入役が、現職の杉田孝(58歳)町長と、新人の山田香(62歳)同前町議会議長の両氏を破り初当選した。市川氏は杉田町政の収入役を務めていた。

当日有権者数              4,058人

当日投票者数              3,874人

投票率                  95.47%

当選       市川 昇                         1,420票

              山田 香                         1,341票

              杉田 孝                         1,078票

昭和62年9月20日投票

現職石田孝町長病気辞任に伴う浜頓別町長選挙は昭和62年9月20日投票、即日開票され、新人の杉田孝(54歳)同町前収入役が、同じく新人の中村忠男(69歳)同元町議会議員を破り初当選した。

杉田氏は、大正8年5月29日、深川市出身、自治講習所卒。同町企画室長、財政課長、総務課長、国保病院事務長、収入役を歴任。

当日有権者数              4,246人

当日投票者数              3,989人

投票率                  93.95%

当選       杉田 孝                         1,992票

              中村 忠男       1,945票

昭和59年2月19日投票

社会党坂下道議の長男破れる

任期満了に伴う浜頓別町長選挙は昭和59年2月19日投票、即日開票され、現職の石田孝町長が、新人の坂下周平(獣医)氏、同じく新人の中村忠男氏を破り再選を果たした。

石田氏は、大正7年10月15日、浜頓別町出身、旭川商業卒。昭和22年浜頓別村議、同町議長、消防団長、商工会長、全道商工連副会長を歴任。

坂下氏は、坂下堯氏の長男で昭和54年4月8日執行の道議会議員選挙(宗谷支庁)に出馬し落選している。

当日有権者数              4,254人

当日投票者数              4,009人

投票率                  94.24%

当選       石田 孝                         2,047票

              坂下 周平       1,215票

              中村 忠男       703票

昭和55年3月2日投票

保守系石田前議長初当選

現職坂下堯町長辞職(参議院議員選挙地方区出馬)に伴う浜頓別町長選挙は昭和55年3月2日投票、即日開票され、新人の石田孝同町前議長が、新人の松本饒同町前助役を破り初当選した。

当日有権者数              4,387人

当日投票者数              4,196人

投票率                  95.65%

当選       石田 孝                         2,267票

              松本 饒                         1,859票

辞職した坂下堯(さかした・たかし)氏は、大正11年8月3日生、昭和18年旧東京高等獣医学校(現日大農獣医学部)卒、戦後満州から復員し農民同盟、29年社会党入党、30年道議(宗谷支庁・定数2人)連続3回当選、32年同町農協組合長、42年道議(宗谷支庁・定数1人削減)落選、44年3月浜頓別町長選挙告示2日前に立候補し大差で現職を破り連続4回当選、50年7月社会党道本部・副委員長、宗谷地区農協組合長会会長。

     道北の社会党王国を築いた坂下堯氏のその後は、55年6月参議院議員選挙地方区に立候補し落選(社会党)、58年4月道議選(宗谷支庁)で現職の高橋正四郎(自民党公認・元宗谷支庁長)道議を破り返り咲くが、59年現職道議で急逝。

     坂下堯氏の妻啓子(中学教師・社会党)氏は坂下氏死去に伴う道議補欠選挙(59年10月7日執行)に立候補するが湯佐利夫(自民党)元道水産部長に破れ落選。また、同氏長男周平(獣医・3代目)氏は昭和54年4月8日執行の道議会議員選挙(宗谷支庁)、昭和59年2月19日執行の浜頓別町長選挙に立候補するがいずれも落選している。

 

◎6月

○上ノ国町長選挙(6月4日任期満了)

【現職の工藤昇上ノ国町長の経歴】

工藤氏は、昭和28年11月6日生、上ノ国町出身、江差高卒。同町保健福祉課長補佐。平成14年6月5日町長就任。現在1期目。

【平成14年上ノ国町長選挙結果】

現職破れ、新人工藤氏当選

任期満了に伴う上ノ国町長選挙は平成14年5月12日投票、即日開票され、新人の工藤昇(くどう・のぼる、48歳)前同町保健福祉課長補佐が、現職の福原賢孝(ふくはら・よしたか、54歳)町長を破り初当選を果たした。町民の手による新しいまちづくりで、行政と町職員の意識改革を訴え、若年層を中心に広く支持を得た。

工藤氏は、上ノ国町出身、江差高卒。同町保健福祉課長補佐。

有権者数                            5,801人

投票者数                            5,388人

投票率                  92.88%

当選       工藤 昇                         3,115票

              福原 賢孝       2,244票

【平成14年上ノ国町長選挙経過】

□平成14年1月10日、現職の福原賢孝(ふくはら・よしたか、53歳)町長は後援会新年交礼会で次期町長選挙(任期満了は平成14年6月4日)に3選を目指して出馬することを表明した。

福原氏は、昭和2332日生、上ノ国出身、法政大学卒。平成3年、同町議会議長(道内最年少・43歳)。平成66月町長就任。現在2期目。

□平成13年12月20日、工藤昇(48歳)前同町保健福祉課長補佐(同月12日辞職)は新聞社の取材で次期町長選挙(任期満了は平成14年6月4日)に出馬する意向を表明した。

【過去の上ノ国町長選挙結果】

□平成10517日投票

現職の福原氏が小差(266票)で再選

 任期満了に伴う上ノ国町長選挙は平成10517日投票、即日開票され、現職の福原賢孝(ふくはら・よしたか、50歳)町長が、新人の市山亮悦(57歳)前町議、元漁協組合長を破り再選した。

福原氏は昭和2332日生、上ノ国出身、法政大学卒。平成3年、同町議会議長(道内最年少・43歳)。平成66月町長就任。

当日有権者数              5,904

当日投票者数              5,466

投票率                  92.58

当選       福原 賢孝 無現 2,848

市山 亮悦 無新 2,582

□平成6年6月5日投票

 現職の森定蔵町長(任期平成7430日・3期)病気辞任(77日死去)による上ノ国町長選挙は、47年ぶりの新人同士の争いで、福原氏(46歳)が、同じく新人の米沢氏(前同町助役・61歳)を破って初当選を果たした。

当日有権者数              5,852人

投票者数                            5,221人

投票率                  89.22%

当選       福原 賢孝   2,790票

米沢 光一   2,397票

□平成3421日告示

 任期満了に伴う上ノ国町長選挙は、現職の森定蔵町長以外に立候補の届け出がなく、同氏の無投票3選が決まった。

昭和62年4月26日投票

任期満了に伴う上ノ国町長選挙は、現職の森定蔵町長が、元町長の森三樹郎氏、新任の石田武彦氏を破り再選を果たした。

当日有権者数              6,210人

投票者数                            5,812人

投票率                  93.59%

当選       森  定蔵       2,205票

森 三樹郎    1,998票

              石田 武彦       1,565票

昭和58年4月24日投票

任期満了に伴う上ノ国町長選挙は、新人の森定蔵が、現職の森三樹郎町長(4期)、新人の石田武彦氏・中山明氏・瀬戸芳蔵氏の4人を破り初当選した。

森定蔵氏は、大正9年5月23日生、上ノ国実青卒。同町総務課長、収入役、助役を歴任。

敗れた森三樹郎氏は、41年7月助役を解任され、42年同町長選に出馬し初当選。

当日有権者数              6,449人

投票者数                            6,155人

投票率                  95.44%

当選       森  定蔵       2,381票

森 三樹郎    2,204票

              石田 武彦       1,481票

              中山 明                            50票

              瀬戸 芳蔵           3票

昭和42年

上ノ国町の町長選挙は政争の激しい事で知られている、特に42年の選挙戦は、現職の沢村才蔵町長、元町長の鏡寿市氏、前町議会議長の三国一蔵氏、元学校長の若狭竜太郎氏、元助役の森三樹郎氏5人が立候補し、森三樹郎氏が当選している。

 

◎7月

○芽室町長選挙(7月18日任期満了)

【現職の常山誠芽室町長の経歴】

常山氏は、昭和12724日生、芽室町出身、川西農高、帯広畜産大卒。3712月道入庁、60年十勝支庁経済部長、62年開発調整部参事、平成元年農政部農政課長、3年道農政部次長兼農業企画室長、5年十勝支庁長を歴任。平成65月町長就任。現在3期目。

【平成14年芽室町長選挙結果】

現職常山町長無投票で3選果たす

任期満了に伴う芽室町長選挙は平成14年6月25日告示され、現職の常山誠(とこやま・まこと、64歳)町長以外に立候補の届出が無く同氏の無投票3選が決まった。

常山氏は、昭和12724日生、芽室町出身、川西農高、帯広畜産大卒。3712月道入庁、60年十勝支庁経済部長、62年開発調整部参事、平成元年農政部農政課長、3年道農政部次長兼農業企画室長、5年十勝支庁長を歴任。平成65月町長就任。

【平成14年芽室町長選挙経過】

□平成14年2月18日、芽室町選挙管理委員会は次期町長選挙(任期満了は平成14年7月18日)は平成14年2月25日告示、同30日投票と決めた。即日開票される。

【過去の芽室町長選挙結果】

□平成10630日告示

 任期満了に伴う芽室町長選挙は平成10630日告示され、現職の常山誠(とこやま・まこと)町長以外に届け出がなく、同氏の無投票再選が決まった。

常山氏は、昭和12724日生、芽室町出身、川西農高、帯広畜産大卒。3712月道入庁、60年十勝支庁経済部長、62年開発調整部参事、平成元年農政部農政課長、3年道農政部次長兼農業企画室長、5年十勝支庁長を歴任。

□平成6年7月10日投票

 任期満了に伴う芽室町長選挙(現職の鈴木三智男町長・2期は勇退)は、新人3人が立候補、常山氏(56歳)が、現職の鈴木町長の後継者で新人の長谷川氏(前同町助役・51歳)、同じく新人の三浦氏(同町商工会理事・45歳)を破って初当選を果たした。

当日有権者数              12,379

投票者数                            11,184

投票率                  90.35

当選       常山  誠   6,454

長谷川 茂   4,531

三浦 公夫   145

□平成2715日告示

 任期満了に伴う芽室町長選挙は、現職の鈴木三智男町長以外に立候補の届け出がなく、同氏の無競争再選が決まった。

□昭和61年7月8日告示

 任期満了(現職の中原孝一町長勇退)に伴う芽室町長選挙は、新人の鈴木三智男前同町助役以外に立候補の届け出がなく、無競争で初当選を飾る。

鈴木氏は、昭和10年芽室町出身、自治大学校卒。給食センタ−所長、芽室町消防署長、同助役を歴任し、引退する中原孝一町長の後継者として町長選に出馬。後援会長は矢野征男芽室町農協組合長が務め無投票に持ち込んだ。

□昭和57年7月11日投票

 任期満了に伴う芽室町長選挙は、現職の中原孝一町長が、新人の武田幸太郎氏を破り4選を果たした。

中原氏は、明治45年1月2日生、山口県出身、高小卒。同町土木課長、総務課長、助役。昭和45年町長就任(対立候補の商工会長を大差で破る)。

当日有権者数              11,504人

投票者数                            10,609人

投票率                  92.22%

当選       中原 孝一       5,690票

武田幸太郎    4,841票

 

◎8月

○江差町長選挙(8月7日任期満了)

【現職の浜谷一治江差町長の経歴】

浜谷氏は、昭和20年4月3日生、江差高卒、本籍江差町、江差町商工観光課長、議会事務局長、檜山広域行政組合総務課長、福祉保健課長。平成14年8月8日町長就任。現在1期目。

【平成14年江差町長選挙結果】

新人の浜谷氏、現職の若山氏を破る

任期満了に伴う江差町長選挙は平成14年7月28日投票、即日開票され、新人の浜谷一治(はまや・かずはる、57歳)同町前保健福祉課長が、現職の若山昭夫(わかやま・あきお、60歳)町長を破り初当選を果たす。現職の若山町政の風力発電事業(第三セクター方式で今年4月に始動)や温泉ホテル計画(今年度着工予定・かもめ島前)に説明不足があり、現職支持層も浜谷氏に流れた。浜谷氏は、町政刷新を求める幅広い層から支持を得て現職との差、328票で突き放した。

浜谷氏は、江差高卒、本籍江差町、江差町商工観光課長、議会事務局長、檜山広域行政組合総務課長、福祉保健課長。

有権者数                            8,677

投票者数                            7,514

投票率                  86.60

無効票                   90

当選       浜谷 一治       3,876

              若山 昭夫       3,548

【平成14年江差町長選挙経過】

□平成14年6月2日、江差町選挙管理委員会は次期町長選挙の日程を平成14年7月23日告示、同28日投票と決めた。即日開票される。

□平成14年4月18日、浜谷一治(57歳)同町保健福祉課長が辞職願いを同町に提出し、次期町長選挙(任期満了は平成14年8月7日)に出馬する意向を表明した。浜谷氏は、江差高卒、本籍江差町、江差町福祉保健課長。

□平成14年1月30日、現職の若山昭夫(わかやま・あきお、59歳)町長は同氏の後援会会合で次期町長選挙(任期満了は平成14年8月7日)に3選を目指して出馬することを表明した。

若山氏は、昭和17411日生、泊村出身、江差高卒。36年同町役場入り、長室企画調整係長、税務課長、財政課長、を歴任。平成68月町長就任。

【過去の江差町長選挙結果】

□平成10721日告示

現職若山氏無投票で再選

  任期満了に伴う江差町長選挙は平成10721日告示され、現職の若山昭夫(わかやま・あきお)町長意外に届出がなく、同氏の無投票再選が決まった。

若山氏は、昭和17411日生、泊村出身、江差高卒。同町長室企画調整係長、財政課長を歴任。平成68月町長就任。

□平成6724日投票

 任期満了に伴う江差町長選挙は、新人の若山氏(52歳)が、同じく新人の明石氏(元未知東京事務所副所長・61歳)を破って初当選を果たした。

当日有権者数              8,792

投票者数                            7,731

投票率                  87.93

当選       若山 昭夫   4,462

明石 和平   3,144

□平成2715日告示

 任期満了に伴う江差町長選挙は、現職の木村義信町長以外に立候補の届け出がなく、現職の無競争3選が決まった。

木村氏は、昭和2年江差町出身、庁立函館中卒。木材会社経営、42年江差町議会議員(4期)、54年議長。57年町長選に出馬、保守新人同士の一騎打ちで初当選を飾っているが、2選以後は無投票で再選。

□昭和61年7月22日告示

 任期満了に伴う江差町長選挙は、現職の木村義信町長以外に立候補の届け出がなく、現職の無競争再選が決まった。

□57年7月25日告示

 任期満了(現職の本田義一町長勇退)に伴う江差町長選挙は、新人の木村義信前町議会議長が、同じく新人の小田川嘉男氏を破り初当選した。

当日有権者数              9,515人

投票者数                            8,380人

投票率                  88.07%

当選       木村 義信  5,198票

小田川嘉男  3,051票

41年

前助役の本田義一氏が、社会党支部長の小田原要四蔵氏を破って初当選している。

 

◎11月

○小平町長選挙(11月8日任期満了)

現職の横浜磨小平町長の経歴】

横浜氏は、昭和17年8月11日生、中華民国河南省出身、酪農学園大卒。同町財政課長、収入役を歴任。平成10年10月町長就任。現在2期目。

平成14年小平町長選挙結果】

現職の横浜町長再選

任期満了に伴う小平町長選挙は平成141027日投票,即日開票され、現職の横浜磨(よこはま・みがく、60歳)町長が、新人の関次雄(せき・つぎお、54歳)同町議会議長を破り再選を果たした。

横浜氏は、昭和17年8月11日生、中華民国河南省出身、酪農学園大卒。同町財政課長、収入役を歴任。平成10年10月町長就任。

有権者数              3,595

投票者数              3,397

投票率                  94.49

無効票                  35

不受理                   2

当選       横浜 磨           2,083

              関 次雄       1,277

平成14年小平町長選挙経過】

□平成14924日、関次雄(54歳)同町議会議長は坂本豊副議長に辞職願いを提出し、平成141022日告示の同町長選挙に出馬する意向を固めた。

関氏は、昭和23124日生、小平町出身、鬼鹿中卒。自動車整備業、同町議、平成11年から議長就任。町議3期。

□平成14年3月11日、現職の横浜磨(よこはま・みがく、59歳)町長は定例町議会で次期町長選挙(任期満了は平成14年11月8日)に再選を目指して出馬することを表明した。

横浜氏は、昭和17年8月11日生、中華民国河南省出身、酪農学園大卒。同町財政課長、収入役を歴任。平成10年10月町長就任。現在1期目。

【過去の小平町長選挙経過】

□平成101027日告示

横浜前収入役が無競争で初当選

 任期満了に伴う小平町長選挙は平成101027日告示され、新人の同町前収入役横浜磨(よこはま・みがく、56歳)氏以外に立候補の届出がなく、同氏の無投票当選が決まった。

横浜氏は、小平町出身、酪農大卒。同町財政課長、収入役を歴任。

□平成61023日告示

 任期満了による小平町長選挙は、現職の新名秀雄町長(2期)以外に立候補の届け出がなく、3選を果たした。

□平成2114日投票

 任期満了による小平町長選挙は、現職の新名秀雄町長が、前職の尾作昭義氏を破り再選を果たした。

当日有権者数              4,103

投票者数                            3,953

投票率                  96.34

当選       新名 秀雄   2,392

尾作 昭義   1,544

□昭和61年11月2日投票

 任期満了による小平町長選挙は、五十嵐庄治元町長の流れをくむ新人の新名秀雄氏が、現職の尾作昭義町長を破り初当選した。

新名氏は、昭和5年12月7日生、旧小平村出身、小平中央国民学校卒。同町農政課長、選挙管理委員会事務局長。

当日有権者数              4,345人

投票者数                            4,236人

投票率                  97.49%

当選       新名 秀雄   2,191

尾作 昭義   2,013票

□昭和57年11月7日投票

 任期満了による小平町長選挙は、新人の尾作昭義氏が、現職の五十嵐庄治町長を破り初当選した。

尾作氏は、昭和2年9月5日生、道立永山農業学校卒。同町農政課長、商工水産課長、建設課長。

敗れた五十嵐氏は、戦前から役場に入り昭和41年町長に就任。

当日有権者数              4,426人

投票者数                            4,268人

投票率                  96.43%

当選       尾作 昭義       2,148票

              五十嵐庄治    2,114票

 

○釧路町長選挙(11月13日任期満了)

【現職の菅原澄釧路町長の経歴】

菅原氏は、昭和4723日生、釧路町出身、昆布森国民学校高等科卒。同町総務課長、教育委員会次長、助役を歴任。平成611月町長就任。現在3期目。

【平成14年釧路町長選介入事件で釧路市長を逮捕】

 釧路市との合併問題が争点となった10月20日投開票の釧路町長選をめぐり、釧路市役所が組織ぐるみで合併早期実現を訴えた新人の前釧路町議会副議長・倉井俊勝候補の支援=落選=に動いた「釧路町長選介入事件」は4日、ついに綿貫健輔市長の逮捕にまで発展し た。この事件では川田修敬保健福祉部長、事務方トップの柿崎英延助役がすでに公職選挙法違反容疑(公務員の地位利用、事前運動)で逮捕されている。綿貫市長自身は事件への関与を繰り返し否定していたが、「トップとしての責任を明確にするには、辞職以外に打開の道はない」として、3日、市議会議長に辞表を提出したばかりだった。突然の辞職表 明は、捜査の手が自分に及ぶのを覚悟したうえでのことだったとみられ、強気の弁明に終始していたトップの逮捕劇に道東の中核都市・釧路市役所に動揺が広がっている。

 道内で現職市長の逮捕は戦後初めて。綿貫市長は釧路町長選の告示前の10月上旬、柿崎助役らと共謀し、部下の職員数人に対して、釧路町在住の市職員187人に合併推進派の倉 井俊勝候補(落選)への投票や票の取りまとめを指示した疑い。市長とともに企画財政部参事も同様の容疑で逮捕された。これで事件の逮捕者は4人となった。 

 釧路管内6市町村(釧路市、釧路町、白糠町、音別町、阿寒町、鶴居村)の広域合併問 題は、道内市町村合併のモデルケースと位置付けられ、この10月に合併協議会が発足したばかり。釧釧合併の実現を公約に掲げて2000年に二選を果たした釧路市長の逮捕により、6市町村合併の原点である〃釧釧合併〃は完全に暗礁に乗り上げた形。先の町長選で釧路 市の介入を受け、3選した「合併慎重派」の菅原澄町長は、釧路市長の逮捕を受け、「憤 りを禁じ得ない。合併協議は相当期間の遅れが出る」と話した。釧路管内の広域合併問題は、昨年11月、釧路市と釧路町との釧釧合併協議会設置を求める住民署名が法定数を大幅に超えたことに始まる。これを受けて、同協議会が4月に正式 発足したが、釧路町議会は協議会設置案可決の際、広域合併への移行を前提とする付帯決議をしたのを機に、釧路支庁の仲介もあって、合併の動きは「釧釧」から「広域」に方向転換した。同町議会の付帯決議は、菅原町長を支持する主流派の議員が提案した。釧路市の吸収合併色が強くなる「釧釧合併」に対する抵抗感のほか、合併論議の先送りを狙ったとみられ、これに反発した釧釧合併推進議員が中心となって倉井氏を町長選に担ぎ出した。釧路町のペースで進んだ広域合併への方向転換に、釧釧合併が持論の綿貫市長ら市幹部には、「参加市町村が多く、合併論議に時間がかかる」と、実現を危ぶむ焦りがあったようだ。2期目の折り返しに入り、合併問題に一定の道筋を付けた上で3選出馬に臨むつもりでいた綿貫市長としては、倉井町政を実現することによって、合併問題で政治的に優位な立場を確保できるとの判断が働き、自らの公約実現のために一線を越えた。        

 釧路町長選は、現職の菅原氏にともに前町議で合併の早期実現を訴えた倉井氏、橋口春樹氏の三つどもえとなったが、地元の主要団体や北村直人衆院議員の全面支援を受けた菅原町長が優勢に戦い、合併問題では慎重な論議を求める有権者の支持を広く集めた。選挙戦当初から「菅原町政のもとでは合併の実現は困難」との見方が釧路市役所の上層部に強く、釧路市の幹部が倉井陣営の背後で動いているというウワサが絶えなかった。実際、綿貫市長の後援者や市議が倉井候補を応援する光景がみられ、柿崎助役ら市幹部が合併に大きな影響を与えかねない釧路町長選の行方に神経をとがらせていた。これまでの調べでは、柿崎助役は町長選告示前の今年9月、合併担当参事を介して市職 員課に釧路町在住の市職員187人の名簿リストを作成させ、川田部長に倉井候補への票の 取りまとめを指示した疑いが持たれている。リストは職員名、住所、電話番号が記載され、川田容疑者が所持していたリストには名前の端に○、×の印が付けられていた。両容疑者とも容疑事実を認めており、特に事務方のトップである柿崎助役の逮捕により、釧路市役所による組織的な選挙介入という、全国的にも異例な事件に発展したことで綿貫市長の責任問題に波及するのは必至となっていたが、トップの逮捕で「力づくで合併を実現しようとしている」との印象を植え付けたことは間違いない。辞職表明の記者会見でも綿貫市長は事件への関与を否定したが、後援者や一部の市議には「倉井支持」の意向を伝えており、合併という微妙な問題を抱えながら隣接自治体の選挙と一線を画さなかった市長の政治姿勢が事件の下地になったといえよう。

【平成14年釧路市長逮捕までの経過】

□平成14114日、現職の綿貫健輔(56歳)市長が公職選挙法違反で逮捕された。

 道内で現職市長の逮捕は戦後初めて。綿貫市長は釧路町長選の告示前の10月上旬、柿崎助役らと共謀し、部下の職員数人に対して、釧路町在住の市職員187人に合併推進派の倉 井俊勝候補(落選)への投票や票の取りまとめを指示した疑い。市長とともに企画財政部参事も同様の容疑で逮捕された。これで事件の逮捕者は4人となった。

※ 釧路市との合併問題が争点となった10月20日投開票の釧路町長選をめぐり、釧路市役所が組織ぐるみで合併早期実現を訴えた新人の前釧路町議会副議長・倉井俊勝候補の支援=落選=に動いた「釧路町長選介入事件」は4日、ついに綿貫健輔市長の逮捕にまで発展し た。この事件では川田修敬保健福祉部長、事務方トップの柿崎英延助役がすでに公職選挙法違反容疑(公務員の地位利用、事前運動)で逮捕されている。綿貫市長自身は事件への関与を繰り返し否定していたが、「トップとしての責任を明確にするには、辞職以外に打開の道はない」として、3日、市議会議長に辞表を提出したばかりだった。突然の辞職表 明は、捜査の手が自分に及ぶのを覚悟したうえでのことだったとみられ、強気の弁明に終始していたトップの逮捕劇に道東の中核都市・釧路市役所に動揺が広がっている。

□平成14113日、現職の綿貫健輔(56歳)市長が同市役所内で記者会見し、「釧路町長選介入事件」で責任を取って辞職することを表明した。同氏は会見に先立ち、花井紀明釧路市議会議長に辞表を提出。

□平成14年10月28日、釧路町長選挙に絡み、柿崎英延(58歳)釧路市助役が公職選挙法違反(公務員の地位利用、事前運動)の疑いで逮捕された。

□平成14年10月22日、釧路町長選挙に絡み、川田修敬(58歳)釧路市保健福祉部長が公職選挙法違反(公務員の地位利用、事前運動)の疑いで逮捕された。

【平成14年釧路町長選挙結果】

現職の菅原町長3選果たす

 任期満了に伴う釧路町長選挙は平成141020日投票、即日開票され、現職の菅原澄(すがわら・きよし、73歳)町長が、新人の倉井俊勝(くらい・としかつ、49歳)釧路町前議会副議長、同じく新人の橋口春樹(はしぐち、はるき、48歳)釧路町前議会議員を破り3選を果たした。

102日「釧路地域6市町村合併協議会」が設置され、現職の菅原町長は賛成反対の態度を保留、新人の倉井氏、橋口氏の両氏は合併推進を強く訴えていた。

菅原氏は、昭和4723日生、釧路町出身、昆布森国民学校高等科卒。同町総務課長、教育委員会次長、助役を歴任。平成611月町長就任。

有権者数                            16,978

投票者数                            10,891

投票率                                64.15

無効票                                  79

当選       菅原 澄           5,900

              倉井 俊勝       3,124

              橋口 春樹       1,788

【平成14年釧路町長選挙経過】

□平成14826日、橋口春樹(48歳)釧路町議会議員は新聞社の取材で平成14年10月15日告示の同町長選挙に出馬する意向を明らかにした。

橋口氏は、昭和2943日生、佐賀県出身、佐賀有田工高卒。会社員、同町議会議員3期。

□平成14825日、倉井俊勝(49歳)釧路町議会副議長は平成14年10月15日告示の同町長選挙に出馬する意向を表明した。

倉井氏は、昭和28328日生、熊本県出身、旭川大学経済学部卒。団体職員、陸上自衛隊員、同町議会議員3期、同副議長。鈴木宗男衆院議員が逮捕される直前まで同氏の後援会釧路町支部役員を務める。

□平成14年7月23日、釧路町選挙管理委員会は次期町長選挙(任期満了は平成14年11月13日)の日程を平成14年10月15日告示、同20日投票と決めた。即日開票される。

□平成14年6月、北村直人衆院議員(釧路根室管内選出)は現職の菅原澄町長支持を表明した。

□平成13年12月11日、現職の菅原澄(すがわら・きよし、72歳)町長は定例町議会で次期町長選挙に3選出馬することを表明した。

菅原氏は、昭和4723日生、釧路町出身、昆布森国民高等科卒。同町総務課長、助役を歴任。平成611月町長就任。現在2期目。

【過去の釧路町長選挙結果】

□平成101020日告示

現職の菅原町長無投票で再選

 任期満了に伴う釧路町長選挙は平成101020日告示され、現職の菅原澄(すがわら・きよし、69歳)町長以外に立候補の届出がなく、同氏の無投票再選が決まった。

菅原氏は、昭和4723日生、釧路町出身、昆布森国民高等科卒。同町総務課長、助役を歴任。平成611月町長就任。

□平成6106日投票

 任期満了による釧路町長選挙は、新人の菅原氏(前助役・65歳)が、現職の中西町長(66歳・1期目)と、新人の網田氏を破り初当選を果たした。町発注の総合体育館新築工事指名入札をめぐる疑惑が焦点で、菅原助役を、町職員組合、前町長の高橋睦氏などが支持した。

当日有権者数              15,173

投票者数                            10,996

投票率                  72.47

当選       菅原  澄   4,986

中西 雄一   4,358

網田 静雄   1,562

□平成21028日投票

 任期満了による釧路町長選挙(現職の高橋町長は勇退・6期)は、新人の中西氏が、同じく新人の辻村氏(釧路町議会議長)を破り初当選を果たした。現職の高橋町長は中西氏を支援。中西氏は、昭和3年釧路市出身、旧釧路中学卒。釧路市鉱工業課長、釧路村教育長、釧路町教育長を歴任。

当日有権者数              12,935

投票者数                            10,151

投票率                  78.48

当選       中西 雄一   5,712

辻村  豊   4,331

□昭和61年10月27日投票

 任期満了による釧路町長選挙は、現職の高橋睦町長が、新人の中島嘉昭氏を破り5選を果たした。

高橋氏は、大正6年12月30日生、秋田県出身、高小卒。釧路村書記、昆布森村助役、昆布森村長(釧路村の泉重村長は実兄で、兄弟村長で肩を並べた)、30年合併で釧路村助役(現職泉重村長)、45年釧路村長。

当日有権者数              10,976人

投票者数                             8,584人

投票率                  78.21%

当選       高橋 睦           4,915票

中島 嘉昭       3,612票

□昭和57年10月31日告示

 任期満了による釧路町長選挙は、現職の高橋町長以外に立候補の届出がなく、同氏の無投票4選が決まった。

 

○羽幌町長選挙(11月29日任期満了)

【現職の舟橋泰博羽幌町長の経歴】

舟橋氏は、昭和26年3月8日生、羽幌町出身、足利工大卒。羽幌青年会議所理事長、町体協理事長、幼稚園副園長。平成10年11月30日町長就任。現在2期目。

【平成14年羽幌町長選挙結果】

現職の舟橋町長無投票で再選

任期満了に伴う羽幌町長選挙は平成14115日告示され、現職の舟橋泰博(ふなはし・やすひろ、51歳)町長以外に立候補の届出がなく同氏の無投票再選が決まった。

舟橋氏は、昭和26年3月8日生、羽幌町出身、足利工大卒。羽幌青年会議所理事長、町体協理事長、幼稚園副園長。

【平成14年羽幌町長選挙経過】

□平成1492日、羽幌町選挙管理委員会は次期町長選挙(任期満了は平成14年11月29日)の日程を平成14115日告示、同10日投票と決めた。即日開票される。

□平成14年6月13日、現職の舟橋泰博(ふなはし・やすひろ、51歳)町長は定例町議会で次期町長選挙(任期満了は平成14年11月29日)に再選を目指して出馬する意向を表明した。

舟橋氏は、昭和26年3月8日生、羽幌町出身、足利工大卒。羽幌青年会議所理事長、町体協理事長、幼稚園副園長。平成10年11月町長就任。現在1期目。

【過去の羽幌町長選挙経過】

□平成101115日投票

 12年ぶりの町長選挙は現職落選

 任期満了に伴う羽幌町長選挙は、平成101115日投票(天売、焼尻の離島は13日に繰り上げ投票)、即日開票され、新人の舟橋泰博(ふなはし・やすひろ、47歳)が、現職の押之見松彦(68歳・3期)町長を破り初当選した。町を二分する12年ぶりの町長選は、新風を起こそうと訴えた舟橋氏が草の根運動を展開し、現職の批判票を集めた。

舟橋氏は、羽幌町出身、足利工大卒。羽幌青年会議所理事長、町体協理事長、幼稚園副園長。

当日有権者数              7,972

投票者数                            7,058

投票率                  88.53

当選       舟橋 泰博       4,122

押之見松彦   2,915

□平成6年11月6日告示

 任期満了に伴う羽幌町長選挙は、現職の押之見松彦町長以外に立候補の届出がなく、同氏の無投票3選が決まった。

□平成2年10月30日告示

 任期満了に伴う羽幌町長選挙は、現職の押之見松彦町長以外に立候補の届出がなく、同氏の無投票再選が決まった。

□昭和61年11月30日投票

現職の藤沢町長辞職(道議選出のため)に伴う羽幌町長選挙は、新人の押之見松彦(55歳)氏が、同じく新人の関口由信(72歳)氏を破り初当選した。

押之見氏は、昭和5年1月5日生、札幌市出身、旧制留萌中卒。同町総務課長、助役を歴任。

投票率                  73.18%

当選       押之見松彦    5、313票

              関口 由信       1、178票

□昭和58年4月24日投票

任期満了に伴う羽幌町長選挙は、現職の藤沢一雄町長が、新人の鍵谷正悦氏を破り3選を果たした。

藤沢氏は、大正15年3月30日生、樺太出身、樺太庁立豊原中学卒、海軍経理学卒。樺太から引き揚げて羽幌役場入り、財政課長、総務部長。

当日有権者数              9,218人

投票者数                            8,829人

投票率                  95.78%

当選       藤沢 一雄       6,027票

              鍵谷 正悦       2,645票

□昭和50年4月

50年4月の出直し町長選挙は、現職の松本敏治町長と藤沢一雄総務部長の対決選挙となり、藤沢一雄氏が当選を果たす。

昭和47年1月「国勢調査の人口水増し事件」で松本敏治町長、酒井清作助役、藤沢一雄総務部長が旭川地検に送検された。47年3月引責辞任した松本敏治町長が5選を果たしす、しかし裁判では被告同志が対立。49年9月現職の松本町長の刑が確定。

 

◎12月

○士幌町長選挙(12月4日任期満了)

【現職の小林康雄士幌町長に経歴】

小林氏は、昭和25年12月10日生、士幌町出身、上士幌高卒、自治大学校修了。同町企画課主幹、企画調整室長を歴任。平成10年11月町長就任。現在2期目。

14年士幌町長選挙結果】

現職の小林町長再選

任期満了に伴う士幌町長選挙は平成141119日告示され、現職の小林康雄(こばやし・やすお、51歳)町長以外に立候補の届出がなく同氏の無投票再選が決まった。

小林氏は、昭和25年12月10日生、士幌町出身、上士幌高卒、自治大学校修了。同町企画課主幹、企画調整室長を歴任。平成10年11月町長就任。

14年士幌町長選挙経過】

□平成1493日、士幌町選挙管理委員会は次期町長選挙(任期満了は平成14年124日)の日程を平成141119日告示、同24日投票と決めた。即日開票される。

□平成14年6月18日、現職の小林康雄(こばやし・やすお、51歳)町長は定例町議会で次期町長選挙(任期満了は平成14年12月4日)に再選を目指して出馬することを表明した。

小林氏は、昭和25年12月10日生、士幌町出身、上士幌高卒、自治大学校修了。同町企画課主幹、企画調整室長を歴任。平成10年11月町長就任。現在1期目。

【過去の士幌町長選挙結果】

□平成101129日投票

16年ぶりの町長選は小川町政継承の新人小林氏

 任期満了(現職小川寅之助町長勇退・3期)に伴う士幌町長選挙は平成101129日投票、即日開票され、新人で小川町政継承の小林康雄(こばやし・やすお=自民、民主推薦・47歳)同町前企画調整室長が、同じく新人で高原道の建設中止を訴えた新庄晴也(しんじょう・せいや=共産推薦・70歳)同町元町議を破り初当選を果たした。

小林氏は、士幌町出身、自治大学校修了。同町企画課主幹、企画調整室長を歴任。時のアセスの対象になっている士幌高原道路の建設推進を主張。

 当日有権者数           5,316

 投票者数              4,467

 投票率                            84.03

 当選    小林 康雄 3,781

新庄 晴也  572

□平成6年11月27日告示

 任期満了に伴う士幌町長選挙は平成6年11月27日告示され、現職の小川寅之助町長以外に立候補の届出がなく、同氏の無投票3選が決まった。

小川氏は、大正15年2月15日生、士幌町出身、野幌機械農業学校卒。同町役場入り、昭和36年産業課長、41年総務課長、44年教育庁、51年助役(3期)を歴任。61年12月町長就任。

□平成2年11月22日告示

 任期満了に伴う士幌町長選挙は平成2年11月20日告示され、現職の小川寅之助町長以外に立候補の届出がなく、同氏の無投票再選が決まった。

□昭和61年11月25日告示

 任期満了に伴う士幌町長選挙は昭和61年11月25日告示され、新人の小川寅之助前同町助役以外に立候補の届出がなく、同氏の無投票初当選が決まった。

□昭和57年12月4日投票

 現職の後藤辰雄町長引責辞任(役場幹部の不正事件)に伴う士幌町長選挙は昭和57年12月4日投票、即日開票され、新人の飯島和吉前同町議会議長が、同じく新人の今田鉄郎氏、鈴木広三氏を破り初当選を果たした。

飯島氏は、大正5年7月21日生、士幌町出身、十勝農業学校卒。農業委員、農業共済組合組合長、同町議会議長。

 当日有権者数           5,030人

 投票者数              4,815人

 投票率                            95.72%

 当選    飯島 和吉       2,406票

今田 鉄郎       2,136票

              鈴木 広三         250票

□昭和55年投票

士幌町長選挙は現職の後藤町長が、新人の佐藤正士幌農協参事を破る。士幌農協は過去何度も町長候補を擁立しているが敗れている。

 

○奈井江町長選挙(12月6日任期満了)

【現職の北良治奈井江町長の経歴】

北氏は、昭和111012日生、奈井江町出身、旧野幌機農高校卒。同町議会議員、同議長、昭和61年町長就任。現在5期目。

【平成14年奈井江町長選挙結果】

16年ぶりの町長選、現職北氏5選果たす

任期満了に伴う奈井江町長選挙は平成14121日投票、即日開票され、現職の北良治(きた・りょうじ、66歳)町長が、新人の覚元英子(かくもと・えいこ、55歳)道央開発総業社長を破り5選を果たした。

北氏は、昭和111012日生、奈井江町出身、旧野幌機農高校卒。同町議会議員、同議長、昭和61年町長就任。

有権者数                            6,216

投票者数                            4,368

投票率                  72.49

無効票                    53

当選       北 良治                     3,628

              覚元 英子        687

【平成14年奈井江町長選挙経過】

□平成14年11月20日、覚元英子(55歳)道央開発総業社長は平成141126日告示される同町長選挙に出馬することを表明した。

覚元氏は、倶知安町立八幡小中卒、道央開発総業社長。同社は同町の行政処分(指名停止3ヵ月)を受けたことがあり訴訟問題が発生していた。

□平成1493日、奈井江町選挙管理委員会は次期町長選挙(任期満了は平成14年126日)の日程を平成141126日告示、121日投票と決めた。即日開票される。

□平成14年6月17日、現職の北良治(きた・りょうじ、65歳)町長は定例町議会で次期町長選挙(任期満了は平成14年12月6日)に5選を目指して出馬する意向を表明した。

北氏は、昭和111012日生、奈井江町出身、旧野幌機農高校卒。昭和61年同町議会議長から町長選に出馬し、対抗馬を破って初当選を飾る。現在4期目。

【過去の奈井江町長選挙経過】

□平成101124日告示

 現職の北良治氏無競争で4選果たす

 任期満了に伴う奈井江町長選挙は平成101124日告示され、現職の北良治(きた・りょうじ)町長以外に立候補の届出がなく、同氏の無競争4選が決まった。平成6年、平成2年も無投票。

北氏は、昭和111012日生、奈井江町出身、旧野幌機農高校卒。昭和61年同町議会議長から町長選に出馬し、対抗馬を破って初当選を飾る。2期目からは無競争。北一族は、篤農で有名だが、政治家一家でもある。父(勝太郎)は砂川町議、道議、衆院議員(昭和11年=道4区・4期)、参院議員(昭和28年=道地方区・1期)を務めた。伯父(北勝太郎の弟政清)は衆院議員(昭和21年)。兄二郎は、衆院議員(昭和28年=道4区)。兄修二は、参院議員(昭和52年=道地方区)、道連会長を務めた。

昭和61年12月8日投票

現職の森岡孝町長引責辞任に伴う奈井江町長選挙は、新人の北良治(50歳)前同町議会議長が、同じく新人の佐藤幸(67歳)前町消防団長を破り初当選した。

奈井江・浦臼学校給食センター乱脈経理問題で森岡孝町長引責辞任。

当日有権者数        6,417人

投票者数                5,111人

投票率          79.65%

当選    北 良治 3,003票

佐藤 幸 2,042票

昭和58年4月24日投票

任期満了に伴う奈井江町長選挙は、新人の森岡孝氏が、萬敏夫町長の後継者で新人の三栖和之前助役を破り初当選した。

森岡氏は、昭和3年3月5日生、上砂川町出身、北大法文学卒。奈井江町商工会会長。

勇退した萬(よろ)氏は、奈井江農協組合長、42年町長就任。

当日有権者数        6,602人

投票者数                6,359人

投票率          96.32%

当選    森岡 孝      3,330票

三栖 和之    2,982票

 

○幌延町長選挙(12月13日任期満了)

【現職の宮本明幌延町長に経歴】

宮本氏は、昭和1761日生、中頓別町出身、天塩高卒。運輸会社を経営。町議4期、平成11年同副議長就任、同町商工会副会長。平成14年12月13日町長就任。現在1期目。

【平成14年幌延町長選挙結果】

現職の山上町長5選果たせず

任期満了に伴う幌延町長選挙は平成14121日投票、即日開票され、新人の宮本明(みやもと・あきら、60歳)同町副議長が、現職の上山利勝(かみやま・としかつ、75歳)町長を破り初当選した。宮本陣営は山上氏の高齢や多選問題で票を上積みした。

宮本氏は、昭和1761日生、中頓別町出身、天塩高卒。運輸会社を経営。町議4期、平成11年同副議長就任、同町商工会副会長。

有権者数                            2,291

投票者数                            2,134

投票率                  93.15

無効票                    21

当選       宮本 明                         1,107

              上山 利勝       1,006

【平成14年幌延町長選挙経過】

□平成141017日、宮本明(60歳)同町副議長は町議辞職願を前田武人議長に提出、平成141126日告示される同町長選挙に出馬する意向。

宮本氏は、昭和1761日生、天塩高卒。運送会社を経営。町議4期、平成11年同副議長就任、同町商工会副会長。

□平成14109日、幌延町選挙管理委員会は次期町長選挙(任期満了は平成14年12月22日)の日程を平成141126日告示、121日投票と決めた。即日開票される。

□平成14年6月20日、現職の上山利勝(やまかみ・としかつ、75歳)町長は定例町議会で次期町長選挙(任期満了は平成14年12月22日)に5選を目指して出馬する意向を表明した。

上山氏は、昭和251日生、樺太出身、豊原市並川青年学校研究科修了(現サハリン)、幌延町議会副議長、議長を歴任。61年町長選に出馬し現職の成松町長を破り初当選を果たす。現在4期目。

【過去の幌延町長選挙結果】

□平成101129日投票

 推進派の上山現職大差で4選

 任期満了に伴う幌延町長選挙は平成101129日投票、即日開票され、現職で高レベル放射性廃棄物の処理・処分方法を研究する深地層研究所の誘致推進派の山利勝(やまかみ・としかつ=無所属・71歳)町長が、新人で誘致反対を訴える荻生和敏(49歳・共産党天北地区委員核廃棄物問題対策委員長)氏を破り4選を果たした。

上山氏は、昭和251日生、樺太出身、豊原市並川青年学校研究科修了(現サハリン)。幌延町議会副議長、議長、61年町長選に出馬し現職の成松町長を破り初当選を果たす。

 当日有権者数           2,321

 投票者数                2,045

 投票率                              88.11

 当選    上山 利勝       1,453

     荻生 和敏              506

□平成6124日投票

 任期満了に伴う幌延町長選挙は、前回(平成212月)の選挙と同じ顔ぶれで、現職の上山町長(67歳)が、新人の中条氏(元町議会事務局長・61歳)を破り3選を果たした。今回も貯蔵工学センタ−推進派が、両候補に割れた。

当日有権者数              2,380

投票者数                            2,249

投票率                  94.50

当選       上山 利勝   1,223

中条  勲   967

□平成2122日投票

 任期満了に伴う幌延町長選挙は、現職の上山町長が、新人の中条氏(前町議会事務局長)、同じく新人の佐藤氏(共産党)を破り再選を果たした。

当日有権者数              2,541

投票者数                            2,322

投票率                  94.50

当選       上山 利勝   1,226

中条  勲   977

佐藤 広武   109

□昭和61年12月8日投票

 任期満了に伴う幌延町長選挙は、新人の上山利勝氏が、現職の成松佐善男町長、新人の菊地利夫幌延地区労議長を破り初当選した。

高レベル放射性廃棄物施設誘致の是非が問われた注目の選挙は、条件付推進派の山上氏が勝利した。

当日有権者数              2,587人

投票者数                            2,519人

投票率                  97.37%

当選       上山 利勝       992票

成松佐善男    835

菊地 利夫       675票

□昭和57年12月26日投票

 任期満了(現職の佐野清町長勇退)に伴う幌延町長選挙は、新人の成松佐善男氏が、同じく新人の鎌田元春氏を破り初当選した。

成松氏は、大正15年11月2日生、庁立稚内中学卒。同町助役。佐野町長の放射性廃棄物研究・貯蔵施設の誘致を継承。

佐野氏は、大正12年6月5日生、稚内市出身、終戦の年に旧東京物理学校(東京理科大)を卒業。旧宗谷村教員、同村助役、合併で稚内市職員、昭和31年利尻町助役、同町長就任(2期半ばで辞任)、38年幌延町助役、42年赤松万太郎町長勇退で町長就任。

当日有権者数              2,791人

投票者数                            2,655人

投票率                  95.13%

当選       成松佐善男    1,722

鎌田 元春         901票

 

○津別町長選挙(12月22日任期満了)

【現職の工藤一義津別町長の経歴】

工藤氏は、昭和14年4月24日生、津別町出身、津別高卒。33年同役場入り、同教育委員会管理課長、議会事務局長、平成11年助役(13年3月まで)。14年12月23日町長就任。現在1期目。

【平成14年津別町長選挙結果】

新町長に工藤前助役が就任

任期満了(現職の高瀬町長勇退)に伴う津別町長選挙は平成141126日告示され、新人の工藤一義(くどう・かずよし、63歳)同町前助役以外に立候補の届出がなく同氏の無投票で初当選が決まった。

工藤氏は、昭和14年生、津別町出身、津別高卒。33年同役場入り、同教育委員会管理課長、議会事務局長、平成11年助役(13年3月まで)。

【平成14年津別町長選挙経過】

□平成14年11月21日、工藤一義(歳)同町前助役は平成14年11月26日告示される同町長選挙に出馬する意向を表明した。

工藤氏は、昭和14年生、津別町出身、津別高卒。33年同役場入り、同教育委員会管理課長、議会事務局長、平成11年助役(13年3月まで)。

□平成14年9月2日、津別町選挙管理委員会は次期町長選挙(任期満了は平成14年12月22日)の日程を平成14年11月26日告示、12月1日投票と決めた。即日開票される。

□平成14820日、現職の高瀬毅(たかせ・つよし、72歳)町長は臨時町議会で任期満了(平成14年12月22日)を持って退任する意向を表明した。

高瀬氏は、昭和41110日生、津別町出身、網走中学卒。同町総務部長、助役を歴任。平成612月町長就任。現在2期目

【過去の津別町長選挙結果】

□平成101124日告示

 現職の高瀬毅氏無競争で再選果たす

 任期満了に伴う津別町長選挙は平成101124日告示され、現職の高瀬毅(たかせ・つよし)町長以外に立候補の届出がなく、同氏の無競争再選が決まった。

高瀬氏は、昭和41110日生、津別町出身、網走中学卒。同町総務部長、助役を歴任。平成612月町長就任。

□平成61127日投票

 任期満了に伴う津別町長選挙(現職の小南町長は勇退・5期)は、新人の高瀬氏(65歳)が、同じく新人の日下氏(前町企画振興課町補佐・47歳)を破り初当選を果たした。

当日有権者数              5,979

投票者数                            5,615

投票率                  93.91

当選       高瀬  毅   2,949

日下 太朗   2,629

□平成21120日告示

 任期満了に伴う津別町長選挙は、現職の小南町長以外に立候補の届け出がなく、同氏の無投票5選が決まった。

□昭和61年11月30日投票

 任期満了に伴う津別町長選挙は、現職の小南町長が、新人の橋本幸松を破り4選を果たした。

当日有権者数              6,629人

投票者数                            6,259人

投票率                  94.42%

当選       小南 甲三       3,492票

橋本 幸松       2,729票

□昭和57年11月28日投票

 任期満了に伴う津別町長選挙は、現職の小南町長が、新人の橋本幸松を破り3選を果たした。

当日有権者数              6,798人

投票者数                            6,463人

投票率                  95.07%

当選       小南 甲三       3,434票

橋本 幸松       3,007票

小南氏は、大正14年9月18日生、津別町出身、旧美幌農林学校卒。農業自営、農民同盟書記長、23年同町議、津別農協組合長、昭和49年現職の土田耕治町長を破り初当選し革新系町長(社共公3派の推薦)の誕生。