国政選挙News

 

第20回参院選結果

 

2議席に現職の中川・峰崎氏当選

第20回参院選は平成16年7月11日投票、即日開票され、改選数73人の選挙区と、比例代表同48人が決まった。

北海道選挙区(定数2人)では現職の中川義雄(自由民主党、66歳)自民党農水部会長と峰崎直樹(民主党、59歳)民主党税調会長の2人が当選。新人の西川将人(民主党、35歳)元自由党道役員、鈴木宗男(無所属、56歳)元衆院議員、山内恵子(社民党、64歳)元衆院議員、岡千陽(共産党、40歳)元札幌市議、千代信人(維新政党・新風、)39歳)健康食品販売業の5人が議席に届かなかった。

比例区得票は民主党が、116万7千票、自民党が71万8千票。衆院選の小選挙区(12区)でみると、民主党がすべてで1位だった。

【詳細については本誌参照】

有権者数              4,639,372人

                            (男=2,185,867人・女=2,453,505人)

投票者数                711,564人

                            (男=341,451人・女=370,113人)

投票率                  61.74%

                            (男=62.33%・女=61.21%人)

当選       中川 義雄       741,831票

当選       峰崎 直樹       618.277票

              西川 将人       552,993票

              鈴木 宗男       485,382票

              岡  千陽       254,338票

              山内 恵子       106,631票

              千代 信人        19,020票

 

地方選挙News

 

選挙結果

 

喜茂別町長選挙

前回と同じ顔ぶれで新人の菅原氏初当選

任期満了に伴う喜茂別町長選挙は平成16年7月11日投票、即日開票され、前回と同じ顔ぶれで、新人の菅原章嗣(すがわら・あきつぐ、50歳)会社社長が、4選を目指す現職の津谷正明(つや・まさあき、57歳)町長を破り初当選を果たした。

3年間で閉館した中山峠森の美術館や合併問題などで刷新を訴えた菅原氏が37票差で過去の雪辱を果たした。

菅原氏は、昭和29年5月25日生、喜茂別町出身、中央大法学部卒。会社員、実家の養豚業を継ぐ、平成2年農産物販売会社設立、3年同町議会議員・2期、道商工会青年部連合会会長を務めた。

当日有権者数                2,358人

投票者数                2,130人

投票率                  90.33%

無効票                     19票

当選    菅原 章嗣    1,074票

津谷 正明    1,037票

【喜茂別町長選挙経過】

□平成16年5月25日、菅原章嗣(すがわら・あきつぐ)会社社長(前町議)は平成16年7月6日告示される同町長選挙に出馬することを明らかにした。

菅原氏は、昭和29年5月25日生、喜茂別町出身、中央大法学部卒。平成3年同町議会議員・2期、道商工会青年部連合会会長を務めた。

□平成16年4月26日、喜茂別町選挙管理委員会は次期町長選挙(任期満了は平成16年7月21日)に日程を平成16年7月6日告示、同月11日投票と決めた。即日開票される。

現職の津谷正明(つや・まさあき)町長はすでに4選出馬を表明している。

津谷氏は、昭和21年12月4日生、ニセコ町出身、道立倶知安高卒。同町民生課社会福祉係長、農政係長、企画振興課長を歴任。平成4年7月町長就任。現在3期目。

【平成12年喜茂別町長選挙結果】

現職187票の小差で3選を果たす

□任期満了に伴う喜茂別町長選挙は、平成12年7月9日投票、即日開票され、現職の津谷正明(つや・まさあき、53歳)町長が、新人の菅原章嗣(すがわら・あきつぐ、46歳)前町議を破り3選を果たした。津谷陣営は、喜茂別地区連合、町職員労組の推薦を受け、2期8年の実績と町政の継続を訴えた。

津谷氏は、昭和21年12月4日生、ニセコ町出身、道立倶知安高卒。同町民生課社会福祉係長、農政係長、企画振興課長を歴任。平成4年7月町長就任。

当日有権者数                2、407人

投票者数                2、211人

投票率                  91.86%

無効票                     24票

当選    津谷 正明    1、187票

        菅原 章嗣    1、000票

【平成12年喜茂別町長選挙経過】

□平成12年5月11日、菅原章嗣(45歳)会社社長は次期町長選挙(7月4日告示、同9日投票)に出馬することを表明した。

菅原氏は、昭和29年5月25日生、喜茂別町出身、中央大法学部卒。平成3年同町議会議員・2期、道商工会青年部連合会会長。

□平成12年3月2日、喜茂別町選挙管理委員会は任期満了(平成12年7月21日)に伴う同町長選挙の日程を7月4日告示、同9日投票と決めた。

□平成11年12月13日、現職の津谷正明(つや・まさあき、53歳)町長は定例町議会で3選を目指して出馬する意向を表明した。

 津谷氏は、昭和21年12月4日生、ニセコ町出身、道立倶知安高卒。同町民生課社会福祉係長、農政係長、企画振興課長。平成4年7月町長就任。現在2期目。

【過去の喜茂別町長選挙結果】

□平成8年7月9日告示

津谷正明が無投票再選

「短命町政」にようやくピリオド

 任期満了に伴う後志管内喜茂別町長選挙は7月9日告示され、現職の津谷正明氏(49歳)のほかに立候補者がなく同氏の無投票再選が決まった。津谷町長は役場企画課長から前回の町長選に出馬し町を二分する選挙戦で当選を果たした。

 同町は、昭和59年中山峠再開発問題で現職の横山勉町長がリコールされ、金恭範、前田政男両町長も一期で勇退し、津谷町政誕生の平成4年までに町長が4人も代わる政争のマチで「短命町政」が続いてきたが、ようやくピリオドが打たれた。

□平成4年6月14日投票

任期満了(現職の前田町長勇退)に伴う喜茂別町長選挙は7月12日投票、即日開票され、新人の津谷正明(45歳)前同町企画課長が、同じく新人の滝沢能男(49歳)同町総務課長を破り初当選した。

津谷氏は、前田町長の後継指名を受け、また、地区労の推薦をバックに支持層を広げた。

当日有権者数        2,503人

投票者数                2,383人

投票率          95.21%

当選    津谷 正明    1,353票

        滝沢 能男    1,013票

□昭和63年7月17日告示

任期満了に伴う喜茂別町長選挙は昭和63年7月17日告示され、新人の前田政男前同町教育長以外に立候補の届出が無く同氏の無投票初当選が決まった。

前田氏は、昭和3年1月31日生、中札内村出身、日大法学部卒。北海道立図書館奉仕課長、同教育委員会社会課長補佐、喜茂別町教育長。

□昭和59年7月22日告示

健民センター(中山峠)再開発をめぐる住民投票で、現職の横山勉町長がリコール(解職)されたことに伴う喜茂別町長選挙は昭和59年7月22日告示され、新人の金恭範前同町収入役以外に立候補の届出が無く同氏の無投票初当選が決まった。

金氏は、昭和4年6月15日生、黒松内町出身、倶知安農業高卒。同町収入役。

□昭和55年11月16日投票

任期満了に伴う喜茂別町長選挙は昭和55年11月16日投票、即日開票され、新人の横山勉氏が、同じく新人のわたなべ幸一氏を破り初当選した。

横山氏は、大正11年8月12日生、虻田町出身、農業学校卒。北海道胆振支庁職員、昭和37年虻田町長選落選、41年同町長選当選、47年リコール請求(北電伊達発電所問題)、48年同成立(住民投票前に横山町長辞職)、出直し選挙で当選果たす。

当日有権者数        2,881人

投票者数        2,775人

投票率          96.32%

当選    横山 勉      1,618票

        わたなべ幸一        1,105票

 

出馬表明

 

真狩村長選挙

現職の対抗馬、佐々木村議出馬

平成16年7月2日、佐々木和見(52歳)同村議会議員は次期村長選挙(任期満了は平成16年11月26日)に出馬する意向を新聞社の取材で明らかにした。

佐々木氏は、昭和27年2月14日生、真狩村出身、北海道文理科短大卒。農業従事、同村議3期。

【真狩村長選挙経過】

□平成16年3月8日、現職の筒井末美(つつい・すえみ、54歳)村長は定例村議会で次期村長選挙(任期満了は平成16年11月26日)に再選を目指して出馬することを表明した。

筒井氏は、真狩村出身、北星学園大経済学部卒。昭和48年同村役場採用、住民課長、平成9年から12年6月まで同議会事務局長を務めた。12年町長就任。現在1期目。

【平成12年の真狩村長選挙結果】

新人筒井氏29票差で現職敗り初当選果たす

□任期満了に伴う真狩村長選挙は平成12年10月29日投票、即日開票され、新人の筒井末美(つつい・すえみ、51歳)前同村議会事務局長が、現職の八田昭七(はった・しょうしち、68歳)村長を敗り初当選した。役場職員が現職に挑んだのは村政史上初めてで「財政健全化、投資効果の少ない事業の見直し」を訴えた筒井氏が、八田氏の四選を阻んだ。縁戚同氏(筒井氏の姉と八田氏の兄が夫婦)の選挙戦の結果は29票差、無効票の32票の存在は大きかった。

有権者数                            2,026人

投票者数                            1,893人

投票率                  93.44%

無効票                     32票

当選                     筒井 末美       945票

八田 昭七          916票

【平成12年の真狩村長選挙経過】

□平成12年8月24日、真狩村選挙管理委員会は任期満了(平成12年11月26日)に伴う村長選挙の日程を10月24日告示、同29日投票と決めた。即日開票される。

□平成12年8月10日、筒井末美(51歳)前同村議会事務局長は同氏後援会発会式で次期村長選挙に出馬することを表明した。

筒井氏は、真狩村出身、北星学園大経済学部卒。昭和48年同村役場採用、住民課長、平成9年から12年6月まで同議会事務局長を務めた。

□平成12年5月29日、現職の八田昭七(はった・しょうしち)村長は次期村長選挙(任期満了は平成12年11月26日)に4選を目指して出馬することを表明した。

八田氏は、昭和7年3月25日生、真狩村出身、中央大法学部卒。ホクレン総務部長、同参事、農協連理事。63年村長就任。現在3期目。

【過去の真狩村長選挙結果】

□平成8年11月10日投票

八田氏が3選果たす

任期満了に伴う真狩村長選挙は平成8年11月10日投票、即日開票され現職の八田昭七村長(64歳)が、新人の金丸勝男(59歳)前村議会議長を小差で破り3選を果たした。また、11月11日、八田村長が告示前の9月中頃、元議長2人に酒を配り選挙への支援を依頼したことが分かり、公選法違反の疑いがもたれた。

        当日有権者          2,034人

        投 票 者          1,916人

        投 票 率          94.20%

                        八田 昭七    1,005票 59 無現

                        金丸 勝男      865票 59 無新

□平成4年11月8日告示

八田氏が無投票で再選を果たす

任期満了に伴う真狩村長選挙は平成4年11月8日告示され、現職の八田昭七村長以外に立候補の届け出がなく同氏の無投票再選が決まった。

□昭和63年11月27日投票

八田氏が初当選を果たす

真狩村長選挙は昭和63年11月27日投票、即日開票され、新人の八田昭七村氏が、同じく新人の島口重一氏を破り初当選を果たした。

有権者数                            2,119人

投票者数                            2,041人

投票率                  96.32%

当選       八田 昭七       1,061票

              島口 重一         971票

□昭和60年9月1日告示

任期満了に伴う真狩村長選挙は昭和60年9月1日告示され、現職の横内季明村長以外に立候補の届け出がなく同氏の無投票再選が決まった。

□昭和56年9月1日告示

任期満了に伴う真狩村長選挙は昭和60年9月1日告示され、新人の横内季明前同村助役以外に立候補の届け出がなく同氏の無投票初当選が決まった。

横内氏は、大正10年5月23日生、真狩村出身、高小卒。同村教育長、助役を歴任。

 

占冠村長

総務課長の小林氏出馬

平成16年6月28日、小林豊同村総務課長は平成16年7月20日告示される同村長選挙に出馬する意向を明らかにした。30日に退職する。同氏の退職による村長職務代理者は中田利明産業課長が就任する予定。

小林氏は、昭和25年3月16日生、44年役場入り。平成9年から総務課長。

【今までの占冠村長選挙経過】

□平成16年6月10日、占冠村選挙管理委員会は現職の原淳二村長辞職に伴う村長選挙の日程を平成16年7月20日告示、同月25日投票と決めた。即日開票される。

□平成16年6月8日、現職の原淳二(71歳)村長は村議会に辞職願を提出、議会は全会一致で同意した。アルファリゾート・トマムを巡る問題が背景にあり村議会の最終日に、資料に不備がったとして関連予算案(同リゾート修繕費1億4千万円)を撤回し引責辞任した。

同村では、助役と収入役はともに置いていないので、村長職務代理者は総務課長の小林豊氏が就任。

公職選挙法により50日以内に村長選挙は行われる。

原淳氏は、昭和7年7月26日生、占冠村出身、23年村立占冠中学校卒(1期生)。同村議会事務局長、総務課長、助役(3期)を歴任し平成5年退任、同年より8年まで同村教育委員会委員長を務めた。9年4月村長就任。現在2期目。

□平成16年4月、星野リゾートは占冠村にタワーT(同社所有)の修繕費1億4千万円(アルファ・コーポレーション“倒産”所有の1,456口を平成10年12月に継承)を請求(支払期限6月15日)した。タワーTは5,300口の共有所有者があり、占冠村はその内1,456口を持っている。修繕費は1口10万円で共有所有者に請求している。

□平成15年11月25日、民事再生法手続き中の関兵精麦はアルファリゾート・トマムに所有する同社の施設を長野県の星野リゾートに売却することを明らかにした。これで、アルファリゾート・トマムは星野リゾートが6割、占冠村が4割の分割所有になる。

□平成15年6月16日、関兵精麦が東京地裁に民事再生法の適用を申請した。負債総額は674億円。アルファリゾート・トマムの6割の施設を所有していた。

【平成13年占冠村長選挙結果】

平成13年4月3日告示

任期満了に伴う占冠村長選挙は平成13年4月3日告示され、現職の原淳二(はら・じゅんじ、68歳)村長以外に立候補の届出がなく同氏の無投票再選が決まった。

原淳氏は、昭和7年7月26日生、占冠村出身、23年村立占冠中学校卒(1期生)。同村議会事務局長、総務課長、助役(3期)を歴任し平成5年退任、同年より8年まで同村教育委員会委員長を務めた。9年4月村長就任。

【平成13年占冠村長選挙経過】

□平成12年12月19日、現職の原淳二(はら・じゅんじ、68歳)村長は定例村議会で次期村長選挙(任期満了は平成13年4月16日)に再選出馬することを表明した。

原淳氏は、昭和7年7月26日生、占冠村出身、23年村立占冠中学校卒(1期生)。同村議会事務局長、総務課長、助役(3期)を歴任し平成5年退任、同年より8年まで同村教育委員会委員長を務めた。9年4月村長就任。現在1期目。

□平成11年3月、アルファリゾート・トマムを運営していたホテルアルファが負債総額42億円で破産。

□平成10年12月、占冠村はアルファ・コーポレーション所有の施設を5億円で破産財団から購入。アルファリゾート・トマムの4割の施設が占冠村の所有になった。

□平成10年5月、アルファ・コーポレーション負債122億円で自己破産。アルファリゾート・トマムの4割の施設を所有していた。また同時に同リゾート会員権を販売していたアルファ・ホームも自己破産(負債総額は122億円)した。

倒産した2社の占冠村に対する債務は同村の年間予算の約1割を占める4億6,700万円だった。

【過去の占冠村長選挙結果】

□平成9年4月13日投票       

アルファリゾートの候補破れる、新村長に原元助役

任期満了に伴う占冠村長選挙は平成9年4月13日投票、即日開票され、新人の原淳二元助役が、同じく新人の宮田久前助役を破り初当選した。原陣営は觀音信則村政20年の刷新と福祉充実を訴え、宮田氏は觀音村政継承とアルファリゾート・トマムの支持を受けた。昭和52年以降村長選挙は無投票だった。

原淳氏は、昭和7年占冠村出身、23年村立占冠中学校卒(1期生)。同村議会事務局長、総務課長、助役を歴任し平成5年退任、同年より8年まで同村教育委員会委員長を務めた。宮田氏は、昭和18年占冠村出身、酪農学園大酪農学科卒。同村企画課長、助役。

当日有権者数    1,384人

投票者数      1,269人

投票率       91.69%

当選  原  淳二   752票

        宮田  久   501票

□平成5年4月11日告示

任期満了に伴う占冠村長選挙は平成5年4月11日告示され、現職の観音村長以外に立候補の届出がなく、同氏の無投票5選が決まった。

觀音氏は、昭和2年樺太出身、高小卒。占冠村産業課長、住民課長を歴任し、52年4月村長選に出馬し初当選を飾る。

□平成元年4月9日告示

任期満了に伴う占冠村長選挙は平成元年4月9日告示され、現職の観音村長以外に立候補の届出がなく、同氏の無投票4選が決まった。

□昭和60年4月14日告示

任期満了に伴う占冠村長選挙は昭和60年4月14日告示され、現職の観音村長以外に立候補の届出がなく、同氏の無投票3選が決まった。

□昭和56年4月6日告示

任期満了に伴う占冠村長選挙は昭和56年4月6日告示され、現職の観音村長以外に立候補の届出がなく、同氏の無投票再選が決まった。

※昭和42年から小川一夫前同村助役が村長就任。