◎ 札幌市長選挙を巡る動き

 

【札幌市長選挙経過・前号の続き】

□平成151月31日、「みんなで札幌市長をつくる百人委員会」(名塩良一郎会長)は宮脇淳北大大学院法学研究科教授に固持されたため、急きょ坪井善明元北海道大学教授に出馬要請をする方針を示した。

□平成15年1月31日、「札幌を活性させる会」(札幌市内の企業家32人)の世話人会は佐藤美智夫(57歳)前同市議会議長に札幌市長選挙に立候補するよう要請した。

佐藤氏は、昭和9年2月4日生まれ、札幌市出身、北海学園大学卒。故地崎宇三郎代議士秘書、会社役員、同市議(豊平選出・6期)。

□平成15年1月31日、「明るい札幌市政をつくる会」(地区労連など79団体)は佐藤宏和(50歳)北海道生活と健康を守る会連合会事務局長に札幌市長選挙に立候補するよう要請した。

□平成151月30日、「みんなで札幌市長をつくる百人委員会」(名塩良一郎会長)は候補者を宮脇淳(みやわき・あつし、46歳)北大大学院法学研究科教授に一本化し、出馬要請をした。

□平成15年1月25日、田中賢龍(たなか・けんりゅう、56歳)札幌市都市局長が4月の同市長選挙候補に浮上していることが明らかになった。

田中氏は、昭和21年10月27日生、稚内出身、稚内高卒、同志社大文学部卒。47年11月同市採用、59年市民局青少年婦人部企画係長、62年財政局財政課予算主査、平成2年環境局緑化推進部公園管理課事務係長、4年総務局職員研修所課長職で北海道派遣(商工観光部商業貿易振興室商業流通課主幹、同室長は山口博司氏で現在道副知事)、6年4月民生局高齢化対策推進部高齢化対策課長、9年4月企画調整局プロジェクト推進担当部長、11年6月財政局財政部長、14年4月都市局長。

□平成15年1月20日、中尾則之(56歳)元参院議員は札幌市内の京王プラザホテルで記者会見し平成15年3月30日告示の札幌市長選挙に出馬することを正式に表明した。

□平成15116日、「みんなで札幌市長をつくる百人委員会」は候補者リストに挙がっていた高橋はるみ(49歳)前北海道経済産業局長が知事選出馬の見通しとなり、札幌市長選挙の候補者選定の作業に遅れが出る可能性も出てきた。

□平成15114日、「みんなで札幌市長をつくる百人委員会」の第3回小委員会が札幌市内の札幌グランドホテルで開かれ、男女4人に候補を絞り込み最終段階に入った。

予想される候補者名は、高橋はるみ(49歳)前北海道経済産業局長(経歴は下記参照)、坪井善明(ちぼい・よしはる、54歳)元北海道大学教授(経歴は下記参照)、二宮洋二(にのみや・ようじ、51歳)前北海道財務局長(経歴は下記参照)、宮脇淳(みやわき・あつし、46歳)北大大学院法学研究科教授(経歴は下記参照)の4人。

坪井氏は、昭和23111日生、埼玉県出身、東京大学大学院修。専門分野=ベトナム政治・社会史。北海道大学法学部教授。現在・早稲田大学教授・北海学園大講師・北星学園大講師。札幌に滞在住居を待っている。

二宮氏は、昭和26323日生、東京都出身、一橋大法卒。50年大蔵省入庁、北海道財務局長。現在・神戸税関長。神戸市在住。

宮脇氏は、昭和31年10月21日生、東京出身、日本大学法学部卒。専門分野=財政学・行政学。参院事務局、経済企画庁物価局、日本総合研究所主席研究員。現在・北大大学院法学研究科教授。札幌市在住。