〈建設グラフ1997年10月号〉

上の階層へ

《災害対応》

■現地合同本部会議

第1回会議 8月25日 22:00〜23:00
専門家による現地調査後、第2回会議を開催し、今後の予定を検討する。
第2回会議 8月26日 0:00〜0:15
岩盤調査ができるか否か確認する必要あり。合同現地調査を実施するなど。
第3回会議 8月26日 1:30〜1:50
専門家の意見を踏まえ、電磁波探査機を使用開始。崩土除去作業等。
第4回会議 8月26日 6:00〜6:10
現在、道路正面からショベルで土砂を搬出中。電磁波探査機による調査を予定。その結果を踏まえ、今後の作業の進め方は45t無人ブルドーザで岩を押して下に落とし、その後、破砕する予定。
第5回会議 8月26日 9:50〜10:10
岩盤付近から小石が落ちてきたため、北海道大学の渡辺教授他が安全確認のため、ヘリコプターで9:00から30分ほど調査。
第6回会議 8月26日 13:50〜14:10
消防、道警が電磁波探査機等による調査を一部実施したが、岩塊の厚さが10cm以上あり、反応はないが人・自動車がいないとは判断できないとのこと。二次災害の危険性があるために、岩体の動きを監視するとともに無人ブルドーザ等で慎重に作業を実施。

■災 害 対 策

●北海道開発局災害対策用ヘリコプター「ほっかい」の出動
第1回出動 8月25日 16:25離陸 17:20現地上空到着
第2回出動 8月26日 13:40離陸 14:20現地上空到着
●災害対策用機械の配備
函館側へ派遣8月26日
衛星通信車2台、照明車3台、指揮車2台、支援車1台
0:20現地映像送信開始
●専門家の派遣
北海道大学 渡辺暉夫教授他 8月25日19:00出発
●崩土除去作業(8月26日)
2:40 開始
6:00 ブレーカ2台、バックホウ3台が作業
他に待機中の重機
瀬棚側 バックホウ4台、ブルドーザ2台、タイヤショベル2台、ダンプ11台
島牧側 バックホウ2台、ブレーカ1台、タイヤショベル1台、ダンプ8台
10:40〜12:40  電磁波探査機調査
11:50〜  断続的にラジコンヘリによる調査を実施
13:14 小崩落発生、除去作業一時中止
14:50 無人ブルドーザ・無人ブレーカ作業開始
16:25 ニブラ(破断機)作業開始
●現地災害対応人員(8月26日現在)
北海道開発局 85名(15:00現在)
北海道警察 240名
札幌市消防局 42名
岩内・寿都消防 6名
瀬棚消防 5名
北海道、支庁 21名
瀬棚町 5名
島牧村 3名
NTT 27名
計 434名

HOME