<建設グラフ96年12月号>

TOPICS《トピックス》


一般国道229号沼前道路が待望の全面供用開始

周辺町村の物流、観光資源開発に期待


 一般国道229号は、小樽市を起点に余市町、神恵内村、岩内町、寿都村、瀬棚町などの日本海沿いの町村を経て、江差町に通じる延長287.4kmの幹線道路。道央圏内のネットワーク、さらに道南への主要アクセスに位置づけされている路線だ。
 このうちの積丹半島に位置する積丹町沼前〜神恵内村川白間(延長8.1km)の通称・沼前道路区間が平成8年11月に全面供用を開始した。
 地域特有の急崖海蝕地域が連続している同区間は、道路整備をするうえで最大の難所。この開通により、半島及び島しょ部等の国道の通っていない地域に対する格差の是正に資する路線として、快適な流通による産業の発展、観光資源開発に大きな期待が寄せられている。


《事業概要》
区間: ●起点 積丹郡積丹町大字神威岬町字沼前
●終点 古宇郡神恵内村大字珊内村字川白
延長 約8.1km
道路規格 第3種第3級
計画車線数 2車線
設計速度 60km/時
計画交通量 2,000台/日
事業者 北海道開発局


▲積丹トンネル出口付近

▲窓岩付近

▲積丹トンネル坑口付近

▲積丹トンネルから大天狗トンネル間

▲西の河原トンネル坑口(神恵内側)

▲一般国道229号神恵内村オブカル石舗装工事