TOPへ

〈建設グラフ2001年4月号〉

特集 北陸の港湾・海岸整備事業 


<新潟西海岸>

西海岸突堤工事
新潟西海岸突堤

 新潟西海岸の新たな海岸侵食対策として、海岸の地形をより安定的、持続的に防護、維持し、且つ快適で潤いのある海岸環境の創出が可能となる面的防護工法を導入。同事業は昭和61年度に計画策定、昭和63年度に侵食対策事業として現地着工している。
 面的防護工法とは、約500m沖合の潜堤及び海岸から直角に伸びる突堤等の構造物を複合的に配置し、さらに潜堤背後に砂浜を造成する工法だ。
 本工法による海岸事業が完成すれば、延長約1.6kmに亘り広大な砂浜と静隠な水域が創出されることになり、親水空間等として多様な可能性を有することになる。
 



親水空間として今後の利用に期待
新潟西海岸突堤工事

株式会社テトラ 新潟工事事務所
所長 古野幸治
 新潟西海岸地区は、古くから数々の工法で侵食対策が行われてきましたが、西海岸の新たな海岸侵食対策として、海岸地形をより安定的、持続的に防護・維持し、且つより快適で潤いある海岸空間を創出するため、潜提、突堤及び養浜を複合的に組合せた面的防護工法が導入され、昭和62年度より本格的な侵食対策事業が実施されてきました。
 また、広い静穏水域と幅広い砂浜が創出されることから、親水空間等として、今後多様な利用が考えられています。