建設グラフインターネットダイジェスト

〈建設グラフ2020年5月号〉

【寄稿】

宮古盛岡横断道路 区界道路安全協議会の安全活動)

 区界道路安全協議会長
 日本国土開発株式会社 作業所長
横山 勝


PR看板の設置

 宮古盛岡横断道路区界道路安全協議会は、岩手河川国道事務所が所管する宮古盛岡横断道路の一部、宮古市区界〜盛岡市簗川までの延長8kmの区間で工事を行っている企業で構成しています。この区界道路は国道106号の線形不良による交通隘路区間の解消を図るとともに、東日本大震災被災地と内陸との強力な連携を促進することにより、被災地の早期復興を支援することを目的とする道路です。
 本安全協議会は、今年4月の時点で10社の会員で構成されています。現在、2020年内の開通を目標に進められている工事の災害防止及び円滑な進捗のため、安全管理や環境対策、広報活動の質的向上を目的として活動しています。
 本協議会の活動は主に春と秋に実施している道の駅を中心とした国道106号周辺の清掃活動、秋に道の駅で行われている地元イベントへの参加、各工事の進捗状況がわかるよう道路工事通信の発行(年4回)、そのほか現場見学会、安全パトロールです。安全パトロール等安全活動は工事ごとに独自に取り組んでいますが、年3回の岩手河川国道事務所が行う合同安全パトロールに参加し、安全活動状況の共有及び質向上に努めています。また、毎月末に協議会を開催し各工区の次月の予定、工事間の調整事項等を共有し工事の安全対策の向上を図っています。
 今年は、工事が供用開始前の大詰の段階となっています。国道106号の規制を伴う工事も多くなると思われますが、無事故・無災害で区界道路の供用開始が迎えられるよう本協議会の活動を行っていきます。


道の駅イベント参加状況
国道106号 清掃活動状況


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