建設グラフインターネットダイジェスト

〈建設グラフ2019年12月号〉

【topics】

下水道河川局工事安全推進委員会が「安全旬間」パトロールを実施

―― 7か所の現場で安全管理体制など点検「おおむね良好の評価」

札幌市下水道河川局 令和元年度「下水道河川工事安全旬間」


 札幌市下水道河川局工事安全推進委員会は、11月7日(木)令和元年度「下水道河川工事安全旬間」(11月1日〜10日)に合わせ安全パトロールを実施した。
 安全推進委員会は、工事の追い込み時期や冬場を迎え日照時間が短縮することから事故を未然に防ぐことを目的に「安全旬間」活動として毎年実施している。 この日は、午前9時より全委員が参加し、2班編成で市内7現場(管路工事5、処理施設工事1、河川工事1)の工事現場で安全管理点検パトロールを実施した。 また、安全推進委員会では「工事安全旬間」に合わせ、啓発活動として請負業者および現場代理人に安全管理の特別強化を求める啓発文章を配布した。
 また、庁舎内・現場事務所には「気を抜くな 慣れた時こそ 慎重に みんなでつくろう 安全職場」のスローガン入ポスター掲示やカラータオルを配布するなど安全管理・事故撲滅の取り組みを強化している。
 午後からの記者報告では、菊池俊貴管路工事担当課長より「例年この時期に啓発活動として安全パトロールを実施している」と取り組みを説明。「今後も安全管理と無事故に向けた監督・指導の強化に取り組んで行く」と述べた。
 また、菊池課長は安全パトロールの結果・講評として「全体的に看板等や現場内の整理整頓は概ね良好。安全管理のもとで工事が行われていた」との報告を行った
 その中で、特に良かった点として@複数の現場でクレ−ン作業に対する安全対策をしており、のぼりや電線に設置したリボンで架空線注意やアウトリガーの養生、吹き流しの設置などの配慮があった。A市民に向けに工事内容を提示する看板設置。Bわかりやすいヒヤリマップが掲示され作業時に注意が必要な箇所を作業員が共有していた、など。一方で、改善が必要な点として、@一部の現場で予告標識と規制範囲の近すぎや誘導員や工事看板が見にくかった。Aケーブル・ホースの固定などに配慮が足りていなかった。などの報告があった。
 安全推進協議会では、今後も現場の安全管理・指導で無事故、無災害の取組強化を進める。

庁舎内や現場等に掲示のポスター


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