建設グラフインターネットダイジェスト

〈建設グラフ2019年9月号〉

【topics】

優れた技術力で困難な条件克服し北海道の社会資本整備事業に貢献

―― 局長表彰:工事部門30件(31社)・業務部門37件(38社)、部長表彰:工事部門83件(91社)・業務部門89件(91社)を選定

令和元年度 北海道開発局優良工事等表彰式

後藤開発局長より受賞者に表彰状の贈呈

工事部門受賞者の皆さん

 北海道開発局は、例年工事等に係る技術の向上を図ることなどを目的として、前年度に完成した工事及び完了した業務を対象とした中から優秀な成果を収めた企業及び技術者を表彰している。
 今年度は、平成30年度に完成した工事1,511件及び完了した業務2,535件を対象に選考し、優良工事等表彰者として局長表彰工事30件(31社)、業務37件(38社)、営繕部長及び各開発建設部長表彰工事83件(91社)、業務89件(91社)を選定した。この内、ICT活用工事として施工した工事が局長賞9件(9社)、開発建設部長表彰11件(11社)と週休2日に取り組み、達成した工事が局長表彰22件(22社)、開発建設部長表彰49件(52社)が含まれている。また、工事・設計共同企業体での表彰については、構成員各社が表彰対象となっている。
 表彰者の選定基準は(1)工事成績評価等が優秀な者(2)困難な条件を克服して工事を完遂し優秀な成果を上げた者(3)工事等に関し創意工夫に努め、技術の向上に顕著な成果を上げた者(4)工事等における安全確保の取組が優れており、他の模範として、推奨すべき顕著な成果を上げた者(5)工事等に関し環境対策に努め、他の模範として、推奨すべき顕著な成果を上げた者(6)5項目のほか、工事等の完成に顕著な成果を上げた者。
 以上の基準に基づき厳正に審査し“優良工事企業並びに優良業務企業を選定し、合わせて技術者表彰を表彰する。
 7月26日(金)、札幌第1合同庁舎内で開催された「令和元年度北海道開発局優良工事等表彰式(局長表彰)」では、業務部門が午前10時、工事部門が午後2時からと2回に分けて行われ、後藤貞二北海道開発局長より受賞した各企業の代表者並びに技術者に栄誉をたたえ表彰状が手渡された。また、受賞技術者の子供たちも招待され、後藤局長より「ご家族の支えあっての受賞と誇りを持ってほしいと」受賞者の家族に感謝をこめた。
 挨拶で後藤局長は、高い技術力が求められる工事で、技術研鑽や企業努力を高く評価し「今後も一層の技術向上と人材育成に努めてほしい」と今後の協力を求め、「開発局としても建設業の働き方改革を進めていく」と結んだ。

表彰式には技術者表彰の家族も出席 後藤開発局長の式辞

工事部門受賞者の皆さん

 一方、営繕部長表彰及び各開発建設部部長表彰式は、7月29日〜31日の間、所管開発建設部庁舎などで実施され、各開発建設部長より受賞各社の代表者並びに技術者に表彰状が贈られた。
 その中で、札幌開発建設部表彰式が7月29日(月)、庁舎内で開かれ、工事部門19件(21社)、業務部門21件(21社)の代表並びに技術者に鈴木亘札幌開発建設部長より表彰状が手渡された。
 平成30年度に札幌開発建設部が発注した完成工事、344件及び完了業務564件が選考対象工事となり、「困難な条件下を克服しての施工成績」「創意工夫や高い技術力の成果」等の総合評価で、工事部門19件(21社)、業務部門21件(21社)が選定された。この内、ICT活用工事施工で5件(5社)、週休2日に取り組み、達成した工事17件(17社)が含まれている。
 鈴木部長は、「開発局は食・観光・強靭化(国土)の取組を続けている」とし、「社会資本整備事業が重要で一緒に進めていきたい」と述べ、困難な現場状況の中で精度の高い品質管理や優れた技術力を発揮した企業努力をたたえ、功績に敬意を表した。

鈴木札幌開発建設部長より表彰状の贈呈 鈴木札幌開発建設部長の式辞


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