建設グラフインターネットダイジェスト

〈建設グラフ2019年7月号〉

【ズームアップ】

“市民に親しまれるスポーツ拠点”東光スポーツ公園に武道館新築

―― 武道場は「可動間仕切壁」で3種目同時競技が可能

旭川市 東光スポーツ公園複合体育施設(武道館)新築工事

外観完成イメージ

建設地と周辺環境

 東光スポーツ公園は、旭川市東部の忠別川沿いに位置する総面積43.8ヘクタールの運動公園で、各種スポーツ競技場と市民の憩い・ふれあいの場としてのコミュニティ施設を備えた公園で、“市民に親しまれるスポーツ拠点”を目指している。
 現在、公園内に建設を進める「武道館新築工事」は複合体育施設建設の一環として平成30年6月に工事が始まり、平成31(令和元年)12月の完成を目指している。

施設建設概要

 今回の「複合体育施設建設事業」は、体育館・小体育館・武道館の3施設建設計画で、最初に武道館建設からの着工となった。
 武道館施設は、剣道、柔道、弓道、空手など武道の練習や各種大会の実施を中心に、市民健康づくりに利用できるトレーニング室や会議・講習、大会時の控え室にも利用できる体験学習室を配置している。また、公園全体の休憩スペースとしてレストコーナーを配置した。
 メインとなる武道場は、全体を可動間仕切壁で3分割が可能で3種目同時に使用できるなど利便性ある施設設計となっている。
 一方、施設内装には、旭川近郊で生産のトドマツ材を壁や建具に使用し、休憩スペースのレストコーナーでもトドマツ構造材を使用するなど、利用者が木材の手触りやぬくもりを感じる設計としている。

今後の計画

 今後の「複合体育施設建設計画」として、武道館、小体育館、体育館の3施設が統一性をもったスポーツ施設とすることで、外壁ラインを揃えることや、ガラスカーテンウォール仕様の外観とする。


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