建設グラフインターネットダイジェスト

〈建設グラフ2019年7月号〉

【ズームアップ】

衛生管理機能向上で安心・安全な学校給食を提供

―― 調理実習や食育体験で地域コミュニティを図る

旭川市 東旭川学校給食共同調理所改築工事

外観完成イメージ

建設経緯

 旭川市は東旭川町に「東旭川学校給食共同調理所改築事業」を進めている。
 現施設が建設から51年を経過し、施設の老朽化とともに衛生管理基準の確保が厳しい状況にあり、建替えが喫緊の課題となっていたことから、高い衛生水準で安心・安全な給食を提供する新施設建設となった。工事は平成30年6月着工し、平成31年(令和元年)11月に完成予定となっている。

施設概要・特徴

 施設建設にあたり、高い衛生管理基準を確保するため、作業エリア毎に汚染作業区域、非汚染作業区域に区分し、衛生管理に徹した施設環境整備を行う。
 さらに、食育や地産地消を推進する施設見学機能や情報展示機能を配置するとともに、食を中心とした地域コミュニティ機能を設置した複合施設となる。
 また、衛生管理面から給食調理施設(1階部分)とコミュニティ施設(2階部分)を明確に区分し、食の安全を確保する施設設計となっている。


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