建設グラフインターネットダイジェスト

〈建設グラフ2019年7月号〉

【ズームアップ】

施設老朽化を解消し安心・安全な校舎建設と児童の学習環境整備を図る

―― 普通教室にワークスペースを配置多目的学習を可能に

札幌市 羊丘小学校改築ほか工事

外観完成イメージ

■建設の経緯

 札幌市が建設を進めている羊丘小学校の校舎棟は、これまで4回にわたり増築を行ってきたが、最も古い部分で築40年以上が経過しており、施設の老朽化も進み耐震性も十分でないため、改築を行い施設の安全・安心と児童の学習環境整備を進めることになった。
 一方、プール棟は平成元年に建設し、屋内運動場棟は平成14年に改築済みのため本改築工事には含まない。

■施設特徴

 校舎建設地は札幌市豊平区羊丘地区の住宅地域に位置し、札幌ドームや国道36号に近隣している。また、学校敷地内には児童会館と地域会議室を併設している。
 学校施設としては、普通教室13教室、特別支援学習室2教室のほか、理科室・音楽室等の特別教室、給食調理室などを整備する。
 また、普通教室はそれぞれにワークスペースを持たせるとともに、視聴覚・ランチ・少人数学習に対応した多目的室を配置し多目的な学習を可能にしている。
 一方、児童の安心・安全確保として、職員室の位置は児童の登下校やグラウンドでの状況を確認できる位置に配置している。
 さらに、児童同士の交流や地域の資料を展示できるホールを設置し、コミュニティある校舎設計としている。


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