建設グラフインターネットダイジェスト

〈建設グラフ2019年7月号〉

【ズームアップ】

児童の通学動線にも配慮した安心で安全な校舎設計

―― ワークスペースの充実で多目的な学習を可能に

札幌市 東白石小学校改築ほか工事

外観完成イメージ

■建設の経緯

 札幌市が建設を進めている東白石小学校は、これまで5回にわたり校舎棟の増築をしてきた、最も古い部分で築50年以上が経過し、老朽化も耐震性も十分でないことから校舎改築となった。一方、プール棟は平成5年に建設、屋内運動場棟は平成10年に改築済みのため本改築工事には含まない。

■施設特徴

 校舎建設地は、国道12号線と道道3号線の間に広がる札幌市白石区の住宅地に位置している。
 学校施設としては、普通教室13教室、特別支援学習室2教室のほか、理科室・音楽室等の特別教室、給食調理室を整備する。また、普通教室にはそれぞれにワークスペースを持たせるとともに、視聴覚・ランチ・少人数学習に対応した多目的室を配置し、多目的な学習を可能にしている。
 一方、児童の安心・安全確保として、昇降口は南側に、給食室・機械室等の管理諸室の出入口を北側に配置することで児童の通学動線と管理車両動線を分離する配置計画となっている。


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