建設グラフインターネットダイジェスト

〈建設グラフ2019年7月号〉

【ズームアップ】

快適な学習環境整備と児童が安心して過ごせる校舎を目指す

―― 交通量も多い中心部で児童動線を考慮した校舎設計に

札幌市 中央小学校改築ほか工事

外観完成イメージ

■建設の経緯

 札幌市が建設を進めている、中央小学校の校舎棟・屋内運動場棟は共に昭和43年に建設された。その中で校舎棟の老朽化が進み耐震性が十分でないことから改築を進めることになった。一方で、プール棟は昭和63年に建設、屋内運動場棟は平成29年に改築済みのため本改築工事には含まない。

■施設特徴

 校舎建設地は、大通と東8丁目篠路通に囲まれた札幌市中心部に位置している。
 学校施設としては、普通教室24教室、特別支援学習室2教室のほか、理科室・音楽室等の特別教室、給食調理室を整備する。また、普通教室にはそれぞれワークスペースを持たせるとともに、視聴覚・ランチ・少人数学習に対応した多目室を配置し、多目的な学習を可能にしている。さらに、児童の安心・安全確保として、昇降口を南側に、給食室・機械室等の出入口を北側に配置することで児童の通学動線と管理車両動線を分離する配置計画となっている。
 一方、本改築工事後は、現校舎棟を解体し新校舎棟の南側に児童会館、まちづくりセンターを併設したプール棟を建設する予定となっている。


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