建設グラフインターネットダイジェスト

〈建設グラフ2019年7月号〉

【寄稿】

相馬西道路の開通に伴う工事の安全活動と地域との交流について

 相馬西道路工事連絡協議会 会長
 前田道路株式会社
平山 功治


 現在工事中の相馬西道路(6km)は、相馬福島道路に於ける区間で、最も東に位置しています。相馬西道路が開通する事で、常磐自動車道との接続が可能となり、平成30年度に開通した霊山道路まで繋がり33kmの区間となります。これにより、従来より飛躍的に交通の便が向上し、東日本大震災からの相双地方に於ける復興支援に更に役立つ事となります。
 相馬西道路工事連絡協議会は、相馬西道路施工区間に関係する、発注者及び受注業者13社15作業所で構成されてます。
 具体的活動内容は、工事を安全かつ円滑に進める事を目的として、毎週木曜日工程会議を開催し、工事施工に伴う連絡調整、品質向上に関する情報共有を行ってます。又、工事の安全確保として、労働災害、第三者災害を未然に防止する事とし、年3回相双地区安全パトロールへの参加があります。
 又、地域への貢献として、年2回の工事区域沿線の除草活動、地域住民を対象とした現場見学会の開催、毎年11月には土木の日としての道路清掃活動を行い、地域住民との親睦を深めると共に工事に関する理解を深めて頂くものとして活動してます。
 相馬西道路は、復興支援として重要な道路を担うものとし、早期完成が望まれ、令和元年度の開通を目標としてます。工事も終盤に差し掛かり、残り期間に於いて無事故無災害で工事を円滑に進め完成させることが出来る様、協議会一丸となって、引き続き今後の活動に取り組んで参ります。


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