建設グラフインターネットダイジェスト

〈建設グラフ2019年3月号〉

【寄稿】

平成29〜30年度田老地区舗装工事

 宮古田老道路安全協議会 会長
 世紀東急工業株式会社
大寺 幸徳


安全協議会 道路清掃状況

安全協議会 田老地区体育大会参加状況
コンクリート舗装施工状況
仮設LED照明設置

 宮古田老道路安全協議会では、平成32年度開通予定の三陸沿岸道路「宮古田老道路(宮古中央〜田老)」の完成を目指し、地域と一体となって安全活動を実施しています。
 平成30年度では、現在計10回の道路清掃活動を月毎に実施し、工事車両運搬路の国道45号の歩道や路肩に溜まった土砂等の撤去を行い、安全かつ快適に走行できるように道路状況の維持に努めています。
 また、発注者・PPP・監督支援・施工業者による安全パトロールを随時実施し、現場内の改善点を明確化及び改善していくことで、安全に対する意識の高揚を図っています。
 10月に行われた田老地区体育大会には35名が参加し、田老地区の住民の方々との交流を深めることができました。
 当社の工事は、三陸沿岸道路のうち平成30年3月に開通した田老真崎海岸IC〜田老北ICの区間より宮古市側のトンネル内のコンクリート舗装工事で、延長が1,778m、田老第3、第4、第5トンネルが施工箇所となっています。
 トンネル内の作業では仮設LED型照明を設置し、作業時の安全確保と一酸化炭素の低減に努めております。
 連続鉄筋コンクリート舗装時には、補助照明としてLED型テラスターを使用して十分な光量を確保し、コンクリートミキサー車の後退時及び材料供給時における誘導員の配置等により、接触事故等の防止に努めています。
 コンクリートミキサー車等により材料運搬を行う際には、運搬時に通行する近隣の学校施設との打合せを行い、田老地区の住民の方々のご協力を頂いて、工事を進めております。
 田老地区舗装工事の工事期間は残すところ約2ヶ月となり繁忙期に入っていますが、安全を最優先し、工事を完成したいと思います。


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