建設グラフインターネットダイジェスト

〈建設グラフ2018年12月号〉

【寄稿】

和歌山建設監督官詰所工事安全連絡会の活動について

 和歌山建設監督官詰所工事安全連絡会
 株式会社小池組 監理技術者
秋月 敏宏


有田海南道路新堂地区改良工事[木下建設(株)]

冷水拡幅藤白地区他改良工事[木下建設(株)]

 和歌山建設監督官詰所工事安全連絡会(以下「工事安全連絡会」という)は、和歌山建設監督官詰所所管の冷水拡幅事業、有田海南道路事業に係わる建設工事の連絡調整及び労働安全衛生、公衆災害、交通安全等に関する情報交換、安全パトロール等の安全施工に関する活動を行うことにより、工事の安全に関する意識の向上を図ることを目的に冷水拡幅関連工事(総延長=1.1q)を担当している『弘安建設梶E鞄。平組・丸山組梶E木下建設梶E竃x組』の6工事5業者、有田海南道路関連工事(総延長=9.4q)を担当している『癌_本組・鰹ャ池組・木下建設梶E叶川組・滑ロ山組・褐ヒ田建設』の9工事 6業者および発注者の国土交通省 近畿整備局和歌山河川国道事務所 和歌山建設監督官詰所で構成して活動しています。  工事安全連絡会の目的は、工事中の安全確保、交通安全、環境保全、公害防止危険物の保安、公害防止に関する事項に対して各工事の相互の情報交換を行い工事の無事故無災害及び工事の円滑な進捗を目的としています。  本工事安全連絡会の主な活動は、月1回の発注者・施工業者を交えた現場パトロール及び安全に関する意見交換及び工程進捗会議を行っています。  又、工事が一部重複・接近している箇所『有田海南道路1号橋周辺・有田海南道路小南周辺・冷水拡幅冷水地区周辺・冷水拡幅藤白地区周辺』は個々に工事間連絡調整会議を設けて工程調整・交互点検等を行っています。  本事業の目的は、朝夕の通勤時や休日の大規模な渋滞を解決するための道路拡幅工事及び、近い将来発生が予想されている東南海・南海地震が発生した時の津波による道路の浸水・寸断を防止するためのバイパス工事を行う事です。
冷水拡幅冷水地区擁壁設置工事[(株)藤平組]
有田海南道路野地区改良舗装工事[(株)濱本組]

 現在、冷水拡幅事業では、冷水地区及び藤白地区においいて現道の規制及び切り回しを行いながら拡幅工事を行っています。  有田海南道路事業では、有田市域で下部工・軟弱地盤対策、現道改良及び、海南市鰈川地区で工事用道路の施工を行っております。  また、海南市小南・梅田地区では橋梁下部工事及びトンネル工事(明かり部)の施工を行っています。  冷水拡幅・有田海南道路事業ともに事故が発生すれば一般者を巻き込んだ事故となる現道を規制しての工事、現道を切替る工事、ダンプトラックによる土砂運搬を行っており、工事安全連絡では、現場内での事故対策のみならず近隣住民や一般走行車両に対する安全確保、環境保全に対する点検及びダンプトラックの運行マナーに対する指導を行っています。  今後、引き続き工事安全連絡会会員が一丸となって工事中の安全を確保して、無事故・無災害で1日も早く快適で災害に強い道路を利用出来るよう工事を進めて行きます。




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