建設グラフインターネットダイジェスト
〈建設グラフ2018年11月号〉
【ズームアップ】
児童の安心・安全と多目的な学習に対応する環境整備を図る
―― 校舎棟は平成31年3月竣工 プールや屋内運動場は既存施設を使用
札幌市 澄川小学校改築工事
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外観完成イメージ |
建設の経緯
札幌市が建設を進めている澄川小学校の校舎棟はこれまで6回に渡り増築を行ってきたが、最も古い部分で築50年以上が経過しており、施設の老朽化が進み耐震性能も十分でないため、改築を行い、施設の安全・安心と児童の学習環境整備を進めることになった。
他の施設については、プール棟は平成4年に建設し、屋内運動場棟は平成8年に改築済みであることから本改築工事に含めないことになった。
施設内容
施設建設地は、札幌市南区の澄川地区で、交通量の多い澄川福住線と澄川小学校通線に接しており、周辺には戸建住宅や共同住宅のほか、地下鉄澄川駅も近く、商業施設も立地している。
校舎建設にあたっては、敷地の南側の土砂災害警戒区域や近隣への日影の影響を配慮し、現在のグラウンドに仮設校舎を建設し、現校舎を解体した跡地に新校舎を建設することになった。
また、敷地内に学校施設のほかに児童会館を併設するが、専用の出入り口を設け運営の独自性は確保する。
学校施設としては、普通教室16教室、特別支援学習室2教室のほか、理科室・音楽室等の特別教室、給食調理室を整備する。
児童の安全面では、職員室からは児童の登下校やグラウンドでの状況を確認できる位置に配置し危機管理と安全性を重視した設計となっている。
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