建設グラフインターネットダイジェスト

〈建設グラフ2018年9月号〉

【TOPICS】

安全工事の意識向上と啓発活動の強化で無事故・無災害を推進

―― 市内7箇所で現場点検を実施おおむね良好の評価

札幌市下水道河川局工事安全推進委員会 平成30年度下水道河川工事安全月間

 札幌市下水道河川局工事安全推進委員会(委員長:坪田靖管路担当部長)は8月2日(木)「下水道河川工事安全月間(8月1日〜31日)」に合わせ、市内7箇所の現場で安全パトロールを実施した。
 この日の安全パトロールは坪田委員長をはじめ全委員が2班編成で管路工事4箇所、処理施設工事2箇所、河川工事1箇所の現場を回り、工事の安全・事故防止対策などの確認を行った。
 午後、下水道庁舎内で行われた記者発表で、坪田部長は、「工事の追い込み最盛期とともに暑さ対策や子どもの夏休み期間となることから、大切な期間として例年8月に“安全月間パトロール”を実施・強化している」と工事の安全・無事故への推進強化を説明し、工事安全推進委員会は「安全月間」取り組みとして、現場代理人と企業に啓発文の配布、庁舎内をはじめ現場事務所でのポスター掲示、カラー軍手配布で安全確認に向けた意識啓発活動の強化を図っている。さらにパトロール回数を増やし安全管理を推進していきたいと述べた。
 また、講評で菊池俊貴管路工事担当課長は、安全パトロール採点結果として最高点80点、、最低点77点、平均点で78.6点であったと報告。工事は全体的におおむね良好な安全管理で行われていると話した。
 その中で、パトロールにおける現場印象ついては、看板類を含む安全施設の設置状況や、安全通路の確保、誘導状況は概ね良好だった。また、現場内に休憩コーナーを設置するなど、熱中症対策に各現場が取り組んでいた。他に特に良かった点として、「工事の標識や看板を工夫して製作し、住民に分かりやすい表現でPRしている」「工事説明図に“ふりがな”を付けたり、分かりやすい図を載せ公園に来る児童にも配慮していた」などが報告された。
 一方で一部の現場では、車輪止めを設置していない工事車両があったり、工事標識の位置が現場から離れすぎていた。など「悪かった点」もパトロール結果として報告された。
 安全推進委員会では、今後もすべての工事を対象に安全パトロールを強化し、無事故・無災害の取り組みを強化推進していく。

「平成30年工事安全スローガン」と「安全月間」ポスターを掲示 「安全月間」現場にカラー軍手配布


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