建設グラフインターネットダイジェスト

〈建設グラフ2018年6月号〉

【タウンリポート】

2018年 自治体企画

◆ 北海道北見市
◆ 北海道小清水町




都市再生整備事業で新庁舎建設や高栄・親交団地建替の継続

北海道北見市

北見市長
辻 直孝

 北見市の平成30年度予算は、総額1,167億845万5,000円(前年当初比3.0%減)で一般会計は740億円(前年当初比2.0%減)となった。
 また、一般会計分の内、普通建設事業費は大和最終処理場、高栄団地などの建設事業により、134億5,667万5,000円(0.4%増)を計上している。 今年度は、都市再生整備事業で、新庁舎の建設及び駅前広場等の整備など32億3,759万1,000円を計上した。
 また、土木費は1.9%減の82億3,590万7,000円を計上。高栄E団地、親交団地の建替等で21億9,396万円を盛り込んだほか、生活道路改良舗装事業では、美山南部49線道路ほか14路線、端野町163号線道路ほか1路線、西28号北道路ほか1路線、常呂町栄浦1号線など。実施設計では、柏陽町9線道路ほか9路線、常呂町基線道路などの整備事業を進める。
 道路整備事業では、西7号道路、西10号上仁頃間道路などの整備事業を推進する。
 水道事業会計は、施設整備事業で配水管布設、配水管布設替などの事業と統合簡易水道事業で温根湯温泉地区の整備費用で53億1,902万円の予算計上をしている。
 衛生費は18.5%増の43億1,200万4,000円を計上。大和最終処分場整備整備事業に7億4,864万8,000円のほか、廃棄物処理施設整備事業を盛り込み、衛生施設の安定化・長寿命化を図る。

新庁舎完成予想パース(北面)

橋梁長寿命化整備や高齢者生活福祉センター設備事業推進

北海道小清水町

小清水町長
久保 弘志
 稚内市の平成30年度予算は、総額で427億1,440万円、前年度当初比3.4%の減額。一般会計は、同比1.1%、2億5,600万円の増額で234億5,100万円となっている。
 本年度の主な事業は、生活環境整備として、新たな一般廃棄物処分場の建設工事、大黒地区のチララウスナイ川の水路浚渫をはじめ、緑・富岡環状通の街路整備や、副港通の道路整備、橋梁長寿命化補修工事などを実施する。
 さらに、スポーツ施設の集約化を図るため、屋内多目的運動場とカーリング場を一体化した、「みどり公園」の工事に着手する。稚内大谷高校の旧施設を再活用し、柔剣道場や冬期間でも野球やサッカーなど楽しむことができる施設とし、2020年5月オープンを目指す。
 産業環境整備では、「宗谷港船舶上架施設」の本体工事、沼川南地区の「道営草地整備事業」が開始される。
 観光基盤整備では、引き続き、大型クルーズ船誘致を目指した、港湾整備を進めていく。
 また、本市は本年、市制施行70年・開港70年の節目の年を迎え、記念事業の一環で、昨年建設された映画「北の桜守」の撮影ロケセットを、資料展示施設としてオープンする。さらに、「第1回日本最北端わっかない平和マラソン」で、初の“フルマラソン”を実施し、日本全国からの参加者を募る。これらにより、交流人口が増え、観光客の入り込みにも期待している。
 本市の未来を拓くため、市民が安心を実感でき、みんなが共感し合える取り組みを進めるとともに、本市を訪れる観光客と共に賑わいを実感できるまちづくりを推進していく。

平成30年4月1日にオープンした「小清水ツーリストセンター」

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