建設グラフインターネットダイジェスト

〈建設グラフ2018年5月号〉

【TOPICS】

札幌市が道土木コンクリートブロック協会と
災害時における資材調達などの協定を締結

一般社団法人 北海道土木コンクリートブロック協会・札幌市

災害時における連携協力の協定締結

 札幌市と北海道土木コンクリートブロック協会は平成30年3月26日(月)午前、市役所庁舎内会議室において、「災害時等における連携協力に関する協定」を締結した。
 この協定は、地震や大雨による災害時において、道路施設や河川施設の緊急または応急対策のため、双方が連携、協力し、土木施設の緊急対策に係わるコンクリートブロック資材の調達を円滑に進め、災害の拡大防止と被災土木施設の早期復旧を図ることを目的にするもの。

相互の協力内容

(1)情報連絡網の構築・共用
(2)協力実施体制の構築・共有
(3)供給可能な資材の状況把握
(4)土木施設の災害応急対策に係わる資材調達の対応

以上の4項目で協力体制を進めることになる。
 この日の協定締結式には、(一社)北海道土木コンクリートブロック協会より本間丈志会長(共和コンクリート工業且ミ長)、山下裕久副会長(活ョダンケ社長)、近藤武史総務委員長(活ョダンケ常務)、新谷信博道央地区連絡会副会長(共和コンクリート工業且D幌支店長)、金澤時人事務局長の5名。札幌市より、河原正幸建設局長、天野周治建設局土木部長、渡辺和俊建設局道路維持担当部長、菅原伸二下水道河川局河川担当部長ら4名出席した。
 本間会長は「政令指定都市では最初の協定締結となる。最近の激甚化する自然災害状況で、この度の札幌市との協定はきわめて重要で、災害復旧工事に役立てればと考えています」と語り、より良い協定にしていきたいとした。
 河原局長は、平成26年9月11日札幌市の集中豪雨での清田区内での河川氾濫に触れ「大きな災害が出た場合コンクリート、資材調達に限界があり、今回の協定締結を心強く思っている」と述べ、さらに連携強化をお願いしたいと感謝の意を表した。

協定書に署名 協定締結後の記念撮影

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