建設グラフインターネットダイジェスト

〈建設グラフ2018年3月号〉

【寄稿】

平成28年度名古屋港金城ふ頭岸壁(-12m)改良工事(その2)

 若築建設株式会社 名古屋支店
 現場代理人 佐藤 宏幸


現場位置図

1. 安全管理活動

 私たちは、平成 28 年度名古屋港金城ふ頭岸壁 (-12m) 改良工事 ( その2)の施工を担当しています。本工事では、供用中の岸壁の一部を改良しているため、第三者災害の防止に努めました。
 特に隣接する岸壁使用の一般船舶の係留に支障とならないように気を遣いました。鋼管矢板打設作業は、杭打船を用い海上から施工したため、杭打船のアンカーが一般大型船舶の支障となりました。
 そこで事前に船舶代理店等と数回に渡って説明会・打合せを行い、作業時間調整、一般船舶の係留時間の調整、杭打船及びアンカーの待避を実施して、無事故で鋼管矢板の打設作業を完了させました。

鋼管矢板打設状況 杭打船待避状況

2.関係機関との連絡調整

 工事を進めるにあたって、名古屋みなと建設工事安全連絡協議会に参加し、各関連工事との工程調整、工事船舶の運航調整を行っています。
 また、金城ふ頭内の作業となるため、陸上荷役業者へ周知会を月1回実施し、工程及び工事車両の出入り、荷役車両の通行止め期間等を周知することによって、荷役車両との交通事故を未然に防ぐように努めてきました。

3.おわりに

 平成28年7月に杭打船による海上作業は完了し、現在、最後の舗装復旧作業を進めています。工事も大詰めとなり、あと少しで完成です。
 『効果あるリスクアセスメントを実践する』のスローガンのもと、無事故・無災害で無事に終えられました。

本体上部コンクリート打設状況 舗装復旧工


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