建設グラフインターネットダイジェスト

〈建設グラフ2018年3月号〉

【寄稿】

海上工事の安全な推進を目指して

 東京港臨港道路南北線建設工事安全連絡協議会
 (東亜・鹿島・若築JV)
 会長 鈴木 健彦


1.協議会について

 当協議会は平成28年6月に発足し、国土交通省関東地方整備局東京港湾事務所及び東京港臨港道路南北線工事の各請負者が、同時期に施工される工事の相互の連絡調整、一般船舶の航行安全確保を目的に活動しています。

2.活動内容

 協議会の主な活動として、各工事の海上工事情報を収集・調整、工事用船舶及び警戒船の運航管理等を一元的に所掌し、本事業のために設立された「南北線航行安全情報管理室」を通じて、工事船舶情報を東京湾内海事関係者へ周知することで、工事船舶及び一般船舶の航行安全確保を実現しています。
 また、「JV合同パトロール」を毎月実施し、安全意識の高揚を図っております。
 毎月開催される臨港道路南北線安全連絡協議会では、東京港湾事務所長、東京海上保安部を招き、南北線工事全体の調整、進捗状況確認、海上工事での新たな注意事項の周知を行い、工事の安全確保に努めています。

3.関連工事の進捗状況

 陸上部の立坑工事、沈埋函の製作及び、沈設箇所の床掘作業も急ピッチで進捗しており、平成30年度より沈埋函の沈設作業が開始される予定です。

4.あとがき

 当協議会としては、いよいよ船舶航行の多い沈設箇所での作業が本格化してくるため、関東地方整備局東京港湾事務所、東京海上保安部、南北線航行安全情報管理室等の関係機関と連携を図り、今後も無事故無災害で事業が円滑に進められよう会員一同が一致団結して活動を行っていきたいと思います。


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