建設グラフインターネットダイジェスト

〈建設グラフ2018年1月号〉

【ZOOM UP】

管内区域は1市5町2村で日本最大

―― 女性職員の勤務環境にも配慮した帯広警察署新庁舎

帯広警察署新庁舎新築工事

外観完成イメージ


 明治時代から十勝管内を守り続けてきた帯広警察署は1市5町2村の8自治体を管轄し、面積は東京都の約1.5倍で、警察署では全国で最も管轄範囲の広い歴史ある警察署である。
 現庁舎は昭和36年3月に建築されたもので、老朽化が進んでいたため、新たに庁舎を建築することになった。庁舎棟だけでなく車庫棟も計画されており、面積は現在の約1.8倍となる予定だ。
 計画に当たっては、地域住民の安全安心を担う拠点としての機能はもとより、災害活動拠点の中心施設としての機能と耐久性を備えた施設として設計されている。

 その他、誰もが利用しやすい施設としているほか、省エネルギー、省コスト化も図っており、さらに女性職員の勤務環境にも配慮されている。
 構造は、1階は来庁者の利便性に配慮し、窓口を集中させ、中央の玄関ホールにエレベータを設置。上下階への移動における動線を短絡化している。
 2階、3階は各課事務室、会議室、道場等を配置している。
 施工は平成28年度から31年度までの4ヵ年で行われ、事業全体計画としては、26年度の基本設計、27年度の実施設計を含めて6ヵ年計画である。

外観完成イメージ(鳥瞰図)


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