建設グラフインターネットダイジェスト

〈建設グラフ2017年12月号〉

【TOPICS】

下水道河川局工事安全推進委員会が「安全旬間」パトロールを実施

―― 8か所の現場で安全管理体制など点検「おおむね良好の評価」

札幌市下水道河川局 平成29年度「下水道河川工事安全旬間」

山際安全推進委員長より「安全旬間」の活動説明

 札幌市下水道河川局工事安全推進委員会(委員長:山際裕信管路担当部長)は、11月7日(火)平成29年度「下水道河川工事安全旬間」(11月1日〜10日)に合わせ安全パトロールを実施した。
 安全推進委員会は、工事の追い込み時期や冬場を迎え日照時間が短縮することから事故を未然に防ぐことを目的に「安全旬間」の活動として毎年実施している。この安全旬間期の稼動工事現場は196件(管路118件、処理施設69件、河川9件)となっている。 この日は、午前9時より全委員が参加し、2班編成で市内8個所(管路5箇所、処理2箇所、河川1箇所)の工事現場で安全管理点検パトロールを実施した。
 また、「工事安全旬間」に合わせて請負業者および現場代理人に安全管理の特別強化を求める啓発文章を配布した。庁舎内・現場事務所には「その危険 見えたはず しっかり開こう“心の目”」のスローガン入りポスター掲示やカラータオルを配布するなど安全管理・事故撲滅の取り組みを強化している。
 午後からの記者発表で、山際委員長は「工事の追い込み時期を迎え安全管理と事故防止を目的に“安全旬間”パトロールに取り組んでいる」、「今年は事故ゼロであり、さらに監督指導の徹底を図りたい」とし、業者に対しても安全管理の徹底を求めた。
 永井誠二郎管路工事担当課長からのパトロール結果講評では「評価・採点は最高点が81点、最低点77点で平均点78.5点となった。評価では優が1件、良が7件で現場採点はおおむね良好な安全管理のもとで行われていた」との報告。
庁舎および現場等の掲示ポスター

 また、全体的な印象として「看板類を含む安全施設の設置状況」「歩行者通路の確保状況等」「工事区域区分の囲いや現場内の整理整頓」は概ね良好であったが一部の現場で電気の配線や工事標識の内容に不備が見られたとの講評なされた。
 安全推進委員会では、引き続き安全管理の監督指導にあたり、無事故、無災害を推進する。


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