建設グラフインターネットダイジェスト

〈建設グラフ2017年11月号〉

鶴田ダム再開発事業 合同連絡協議会に おけるイメージアップ活動

 鶴田ダム既設減勢工改造工事
 鹿島・西松特定建設工事共同企業体 所長
武井 昭




写真1 ドラゴンボートレースへの参戦

請負業者による‘合同連絡協議会’
 鶴田ダムは九州でも最大級のダムであり、その再開発事業ではピーク時に11社におよぶ請負業者が連携して工事にあたりました。既設ダムを運用しながらの工事であり、請負業者間の施工調整が不可欠となります。
 各業者担当工事の円滑な進捗と安全管理のため、‘鶴田ダム再開発事業合同連絡協議会’を組織しました。その中で、工事には重厚長大な資機材や大量の工事材料を現場に搬入することをはじめとして、地域の方々からのご理解が無くてはならないことから、‘合同連絡協議会’では地元貢献活動にも積極的に取り組んでいます。
イメージアップ活動
 ‘合同連絡協議会’では工事関係車両に対する町道での定期的な交通指導をはじめとして、種々のイメージアップ活動に取り組んでいます。特に次の行事は毎年の恒例行事になっています。 ・5月:ダム天端でのこいのぼり ・8月:川内川ドラゴンボート大会参戦(写真1) ・12月:ダム天端施設のイルミネーション
 8月第4日曜日には、ダム下流の川内川で‘さつま龍船祭’が開催され、そこで行われるドラゴンボートレースに‘合同連絡協議会’から3チーム参戦し、激漕しています。チーム名は‘マッハ鶴田ダム’。地元から出場される強者チームに毎年惨敗していますが、地域の方々と川内川の恵みに感謝しながら、交流を深めています。
写真2 ベクトルをひとつに!!

ベクトルをひとつに!!
 一昨年10月のとある日に、入場しているクレーン(50t吊級から300t吊級まで全部で11台)を鶴に見立て、午前10時ちょうどに一斉にブームの向きを揃えました(写真2)。鶴田ダムのある鹿児島県北部地域は鶴の渡来地としても有名ですが、現場の鶴(クレーン)たちが、再開発事業の無事完成に向けた‘協議会’メンバーの意気込みを演じてくれました。


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