【ZOOM UP】 幼保一体化と子育て支援・地域交流センターを併設し待機児童対策に配慮した保育所を新築―― 児童の安心・安全と“木の温もり”あふれる園舎が30年4月開所倶知安町立統合保育所建設事業
倶知安町では、新設保育所の建設事業を進めている。現在、倶知安町には、「倶知安保育所」「みなみ保育所」「八幡保育所」の3か所の公立保育所が設置されているが、建設されたのは倶知安保育所が昭和45年10月、みなみ保育所は同50年11月、八幡保育所は同52年2月と施設の老朽化が著しく、これまで大規模改修も実施されていない状況だった。
課題解消に向けて
これらの課題を解決のために、町内に3つある私立幼稚園を交え、官民が協働して子育て施策の協議を進めた。これは、国において、平成24年8月に「子ども・子育て関連3法」が交付、平成27年4月に施行された認定こども園整備拡充がもり込まれていた。これらを踏まえ、協議の結果3つの私立幼稚園は3歳児から5歳児保育を必要とする子どもたちを受け入れる、幼保一体となった「認定こども園」の提案がなされた。
施設の基本テーマ
@子育て世代の集いの場となる施設と子育て支援センターを併設する。
E木のぬくもりを重視し、柱・梁などは羊蹄山麓内の伐採材を100%使用した木造園舎で、内装にも積極的な木材利用で“温かみある施設”とする。 F倶知安地区は豪雪地帯であることから、冬期間の除排雪や風雪対策を考慮した施設とする。 以上の基本設計で、保育、子育て支援センター、地域交流センターを併設した、新保育所が平成30年4月開所を目指し建設が進められている。
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