建設グラフインターネットダイジェスト

〈建設グラフ2017年7月号〉

労働基準監督署と連携し事故発生ゼロを継続

紀南河川国道事務所 紀勢線出張所・田辺建設監督官詰所
工事関係者連絡会 会長
田辺西バイパス茨谷・大屋谷地区改良工事
株式会社淺川組 監理技術者
硲 修也





現場パトロール状況

 工事関係者連絡会(工事安全協議会)は、和歌山県南部紀南地域のうち田辺市から西牟婁郡すさみ町までの区間における、一般国道42号田辺西バイパス事業(L=3.8km)、紀勢自動車道事業(南紀田辺IC〜すさみ南IC、L=38km)の周辺整備工事等の受注者において組織されております。
 弊社が担当する田辺西バイパス事業は、紀南地方の中核都市である田辺市の主要幹線道路一般国道42号の交通円滑化を目的としており、紀勢自動車道事業は平成27年度に供用開始し、紀伊半島を南伸し移動時間の短縮により、産業・観光の振興をはかるものであります。
 さて、本工事関係者連絡会を代表して、弊社が安全活動の取り組みについて紹介させていただきます。本工事関係者連絡会は工事期間中の無事故、無災害の達成を目的とし、発注者受注者間および受注者相互の連絡調整をはかる目的で、毎月1回開催しております。 具体的な取り組みとしては、 1) 各現場の工事進捗状況・懸案事項の確認および工事間の調整事項の確認 2) 安全への取り組みについて、熱中症対策、墜落防止など、毎月テーマを定め、各業者で取り組んでいる事例発表を行い、共有し、業者間相互の安全意識の高揚をはかる。 3) 任意の現場を定め、安全パトロ−ルを実施し、安全点検、作業状況の確認を実施 4) 異常気象時等における連絡体制の確立
 工事関係者連絡会には、田辺労働基準監督署からの出席を依頼しており、毎回御出席をいただいております。連絡会では、安全管理に関する講話をいただくとともに、安全パトロールへも御参加いただいており、御助言・御指導をいただいております。
 今後、工事が本格化する夏以降には、ダンプトラックの増加による地域の方々や道路利用者へ支障をきたさないように、車両運行ル−トの周知、交通警備員の配置位置の点検及び交通マナ−厳守の指導を徹底させていくとともに、施工業者間調整も密に行っていく所存であります。また、現場周辺の地域の方と十分なコミュニケーションを図り、環境に配慮しながら、第三者災害、労働災害の防止に努めてまいります。
工事関係者連絡会開催状況

 昨年度以降現在まで、当工事関係者連絡会は無事故無災害を 継続しております。これも、ひとえに地域の皆様の御協力と本工事関係者連絡会会員および紀南河川国道事務所の皆様のご尽力によるものと思っております。
 今後も気を緩めることなく、工事関係者連絡会会員が一丸となって安全意識の向上をはかりながら、事業の進捗に貢献してまいりたいと思います。


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