建設グラフインターネットダイジェスト

〈建設グラフ2017年3月号〉

早期完成を目指して 地元の理解と協力を得ながら

 鳥取西道路安全協議会 会長
 鳥取西道路桂見高住トンネル工事
 大豊建設株式会社 監理技術者
 新居 達朗



松原地区 施工状況 青谷地区 施工状況

 鳥取西道路は、鳥取県を東西に結ぶ一般国道9号線の交通混雑の緩和及び災害時等の代替路線の確保を目的とした、鳥取市本高から青谷町青谷に至る延長約19.3kmの道路です。
 昨年の10月に鳥取中部地震が発生し、倉吉とその周辺地域に大きな被害が発生しました。また、今年の2月には33年ぶりの大雪が降り、国道9号線の各所で一般車両のスタックが発生しています。
 大きな自然災害等にも柔軟に対応できる幹線道路として、鳥取西道路の早期完成を地元住民のみなさんが望んでいます。要望に答えるよう、早期の開通を目指しています。
 鳥取西道路安全協議会は、毎週金曜日に開催しています。幹線道路が少ないため、地元住民への配慮無くして工事完成はあり得ません。一般車両及び工事関係車両がスムーズに運行できるように各工事間の調整を行ったり、各工事の問題点等を持ち寄り、協議・調整することで納得のいく話し合いの場になっています。
 発注者・施工者合同の安全パトロールや所轄の監督署との安全パトロールを実施し、安全意識の向上を図り、他工事の安全に対する取り組みを知ることは有意義な機会になっています。また、この安全協議会にはホームページがあり、各現場の進捗状況・地元住民とのイベント等を盛り込んだものになっています。
 平成30年の全線開通を目指し、工事を行っていますが、まだまだ工事の内容は盛りだくさんで、地元住民のみなさんの協力無くしては工事完成はあり得ません。今後も地元住民のみなさんと緊密なコミュニケーションを図りながら、本協議会(平成29年1月現在:64現場)が一丸となり、安全に工事を進めていきたいと考えています。

地元現場見学会 安全パトロール状況


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