建設グラフインターネットダイジェスト

〈建設グラフ2016年12月号〉

【TOPICS】

下水道河川局工事安全推進委員会が「安全旬間」パトロールを実施

―― 8か所の現場で安全管理体制など点検「おおむね良好の評価」

札幌市下水道河川局 平成28年度「下水道河川工事安全旬間」

 札幌市下水道河川局工事安全推進委員会は、11月1日(火)に平成28年度「下水道河川工事安全旬間」(11月1日〜10日)に合わせ安全パトロールを実施した。
 安全推進委員会は、工事の追い込み期間を迎えることや、冬に向かい日照時間が短縮することから事故を未然に防ぐことを目的に「安全旬間」の活動として毎年実施している。この安全旬間期の稼動工事現場は185件(管路116、処理施設60件、河川9件)となっている。
 この日は、午前9時より全委員が参加し、委員長の山際裕信管路担当部長と鈴木隆佳処理担当部長の2班編成で市内8個所(管路5、処理2、河川1)の工事現場で安全管理点検パトロールを実施した。
 また、「工事安全旬間」に合わせて企業及び現場代理人に、下水道河川工事安全旬間における安全管理の特別強化を求める文章配布を配布した。さらに、庁舎内・現場事務所に“安全は一人一人の意識からみんなで育てる安全職場”のスローガンポスター掲示やカラータオルを配布するなど安全管理・事故撲滅の取り組みを強化している。
 午後からの記者発表で、山際委員長は「工事の追い込み安全管理を目的にパトロールに取り組んでいる」「今年は大きな事故も無く皆さん(現場)は頑張っている。これからも安全管理の意識を高めて無事故を続けてほしい」と期待を込めた。
 永井誠二郎管路工事担当課長からのパトロール結果講評では「評価・採点は最高点が80点、最低点75点で平均点78.5点との採点となった。評価では優が1件、良が7件で現場採点はおおむね良好な安全管理である」との報告がなされた。現場の印象として、「工事看板・安全施設の良好や避難場所など地域に対してのPRの現場も多くみられた。また、夜間反射設置現場もあった」との報告があった。反面、工事可稼動時に代理人不在の現場や工事期間の直しの無い現場もあり注意指導したとの報告がなされた。
 安全推進委員会では、安全管理重点目標の「みんなを“まもる”安全施設・みんなに“やさしい”歩行者通路・みんなが“きくばり”安全作業」の3項目を徹底推進し、無事故、無災害を目指す。


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