建設グラフインターネットダイジェスト

〈建設グラフ2016年12月号〉

20号調布・府中電線共同溝工事

 大林道路株式会社
 作業所長 小嶋 将明

 「20号調布・府中電線共同溝工事」安全連絡協議会は、一般国道20号(甲州街道)の東京都調布市上石原地先から東京都府中市白糸台地先までの2,050m区間の電線共同溝工事を担当している三井住建道路梶y1工区担当】、大林道路梶y2工区担当】、世紀東急工業梶y3工区・4工区担当】および発注者の国土交通省 相武国道事務所 日野出張所で構成されています。
 本事業の目的は、2020年オリンピック・パラリンピック競技大会の開催に向け、高度情報化社会の早期実現を目指し、一般国道20号(甲州街道)調布・府中間の電線類の地中化を図り、災害に強く安全で快適な道路空間を確保するとともに、都市景観を改善することです。  本安全連絡協議会の目的は、関係する各組織の相互の情報交換を密にし、事業の無事故無災害および工事の円滑な進捗を目的としています。
 本工事は、現道上の交通規制を伴う工事ですが、4工区を連続して施工するため、通常の交通量調査に加え4工区連続施工時の渋滞シュミレーションを作成し報告することで2か月間の道路使用を取得し施工を開始いたしました。工事開始後にも、工事個所の定点観測動画の撮影、ドライブレコーダによる交通規制中の一般車の走行状況の撮影を行い、4工事を連続して施工しても渋滞が発生しないことを説明し、現在、6か月の道路使用を取得し施工を進めております。
 本安全連絡協議会の主な活動は、月2回の工程調整会議、安全上300mの工事離隔を確保するため、工区全体の規制箇所の工程調整(毎週)、随時の現場パトロール等であり、相互点検や意見交換を行っております。
 本工事区間は、味の素スタジアムに近接しており、サッカー等のイベント開催時には約4万人の集客があります。イベント開催時は周辺道路も非常に混雑するため、スタジアムと綿密な打ち合わせを行い、スタジアム付近での作業は避け、施工時間を遅らすなどの措置を講じています。このような措置により、来場者の円滑・安全な通行の確保を図っております。
 現在は、特殊部の施工が概ね完了し、管路部の施工となっています。特定箇所で連続して施工する期間も長くなる場合があるため、近隣の方には週間工程表を毎週説明し、理解と協力をいただき、円滑に施工を行っています。
 今後も引き続き本安全連絡協議会が一丸となって行動し、無事故・無災害で、1日も早く地域の皆様が快適な道路空間を利用できるように、工事の完成を目指していきます。



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