建設グラフインターネットダイジェスト

〈建設グラフ2016年8月号〉

【ZOOM UP】

次世代を担う子どもの教育環境整備を図る

―― 沓形中・仙法志中の統合で「利尻町立利尻中学校」を新設

北海道利尻町 利尻町立中学校建設事業

外観完成イメージ

教育環境の整備

 昨今の社会情勢の変革や国際競争力の高まりにより、未来に夢を託す子どもたちの健やかな成長を育むため、多様な教育活動の充実や実践において、様々な体験を通して得た力を身につける教育の推進など、変化に対応した教育環境の整備と体制づくりが求められている。

建設の経緯

 このような情勢を踏まえて、利尻町では、70年近くにわたり教育活動の中心的役割を担ってきた歴史と伝統がある中学校2校、「沓形中学校」「仙法志中学校」を設置しているが、両校とも校舎は築40年前後の年数が経過していることから、施設の老朽化の課題や少子化が進行している現状の対応が必要となった。
 利尻町では次世代を担う子どもたちの望ましい教育環境整備と教育力の向上をめざし、2校を統合し新たに中学校を1校新設することで、子どもたちが一定規模の学校環境のもとで生活することにより、集団性の向上や競争力を育み、学力向上をはじめとした学校教育活動の推進と子どもたちが安全で安心して学べる教育環境の確保を目指すことになった。


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