建設グラフインターネットダイジェスト

〈建設グラフ2016年6月号〉

地元地域に密着した安全協議会活動をめざして

 中部横断自動車道安全協議会 会長、中部横断大島地区トンネル工事
 大成・名工特定建設工事共同企業体 現場代理人
小柳 司


地元見学会

 私たち中部横断自動車道安全協議会は、静岡県静岡市を起点に、山梨県甲斐市を経由して長野県小諸市に至る延長132qの高速自動車国道である中部横断自動車道のうち、国土交通省甲府河川国道事務所が直轄高速として整備する山梨県区間(富沢IC〜六郷IC間)の工事を担当する施工者で構成されています。
 中部横断自動車道安全協議会は、発注者と受注者の施工に伴う連絡調整、施工者相互の連絡調整等を行い、労働災害、公衆災害の発生を防止すると共に、地元地域のみなさまとの交流を活発に行い、地元に貢献することを目標として設立されました。平成28年4月1日時点で、55の施工者が会員となっています。
 主な活動内容は毎月1回の安全協議会を開催し、施工中の現場の中から2〜3現場を選定し、発注者と施工者合同で安全パトロールを実施しています。
各施工者が他の現場の安全に対する取り組みを知ることで、安全意識の向上や良好な事例を直ちに水平展開できるなど非常に有意義な機会となっています。
 また、3か月に1回は所轄の監督署をお迎えして、安全に関する講話を頂くと共に安全パトロールにも参加・指導いただいています。
協議会合同パトロール状況
 地元地域との交流として、地元が主催するお祭りや草刈、清掃への参加や地元の方々を対象とした工事見学会の実施等を積極的に行っています。
 今後とも、工事を安全に進めるための活動はもちろんのこと、少しでも地元のみなさまに貢献できるような協議会の活動を行っていきたいと考えています。

地元見学会 地元のお祭りへの参加


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