建設グラフインターネットダイジェスト

〈建設グラフ2016年2月号〉

早期復興を目指して

 宮古盛岡横断道路安全協議会 会長
 (新区界トンネル工事現場代理人) 西川 幸一


 宮古盛岡横断道路事業は、東日本大震災で被災した沿岸部と内陸部との強力な連携を推進することによる被災地の早期の復興支援のため、国道106号の隘路を解消し、速達性の向上を図るため整備が進められています。
 私ども宮古盛岡横断道路安全協議会は、発注者と宮古盛岡横断道路のうち盛岡側の延長約21q分(平津戸松草道路・区界簗川道路・都南川目道路)の工事施工を担当する受注者とで組織され、工事現場の労働災害及び第三者の事故防止、安全衛生の確保、各工事の連絡協議の他、全体工事の円滑な推進を主な目的として活動をしています。
 平成26年秋より活動を開始しており、今までの主な活動実績としては、関係機関や国道利用者及び地元の皆様に対し工事の概要や進捗を知って頂くための広報誌の発行、周辺公共施設でのパネルの展示、及び年2回の国道106号の道路清掃も実施しています。最近では平成27年10月18日に道の駅区界高原において『オータムフェスタin区界』に事業のパネル展示と建設機械の試乗体験、工事の施工状況ビデオ放映、測量体験及び事業に関するクイズなどを実施し子供や女性にも解りやすく仕事を体験して頂くための工夫をしております。事故防止としては発注者側からの情報提供や安全パトロールへの参加・土運搬の情報共有及び事故事例の周知徹底を実施しております。
 来年度は工事のピークを迎え、より活発な活動を予定しております。工事の発注・終了によりメンバーは変わることがありますが、復興支援道路としての目的を忘れず受注者・発注者ともに協力し合い地元に愛される協議会活動を継続して行きたいと考えております。



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