建設グラフインターネットダイジェスト

〈建設グラフ2015年11月号〉

大泉JCT地区の連絡調整を円滑に

 東京外かく環状国道事務所 大泉出張所管内工事安全連絡協議会 会長
 (株式会社大林組 外環氷川橋改良工事務所 所長) 山浦 克仁

 当協議会は、東京外かく環状道路のうち大泉JCT地区において、国土交通省発注による工事の施工者で構成されています。
 大泉JCT地区は、東京外環の北側起点に当たり、本線シールド発進に向けて、JCTの整備や本線工事にかかわる準備工が、国土交通省、NEXCO中日本及び東日本の事業にて進められています。
 会員各社の施工箇所は、河川とその遊水池及び湧水池のある八の釜憩いの森です。また、それぞれの工事範囲は、平面・立体的に複雑に隣接しているという特徴があります。
 このような条件のもと、工事を安全で円滑に進めていくためには、地元の皆様からご協力を得る必要があり、環境モニタリングや地域の一般交通への対処は必要不可欠であると考えています。これらを実施するためには発注者との意見交換や、施工者間での密な連絡調整が重要になります。
 このため、本年4月の大泉出張所開設にあわせ、当協議会を発足させ、月1回の頻度にて、定例会を開催しています。
 定例会では、労働災害及び公衆災害防止に関する情報共有や、発注者・施工者合同の現場安全衛生環境パトロールを実施し、会員各社の情報共有と安全・品質の向上を目指しています。
 また、当協議会では緊急時の連絡体制を定め、異常気象時や緊急時の円滑で素早い情報伝達と確認を実現しています。
 今後は、労働基準監督署による安全講和や警察署による安全運転講習、さらには地域の方々を対象とした現場見学会の開催などを計画しています。
 当協議会の活動は、始まったばかりです。今後は、様々な活動を通し大泉JCT地区の連絡調整を円滑に行い、安全に工事を進めていきたいと考えています。

安全衛生環境パトロール


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