建設グラフインターネットダイジェスト

〈建設グラフ2015年8月号〉

我が国の台所を支える国際コンテナ戦略港湾・大阪港の強化施工に貢献しています

 大阪港港湾工事連絡協議会 会長(東亜建設工業株式会社)
 所長 立花 清

夢洲地盤改良状況

 私たち大阪港港湾工事連絡協議会は、国土交通省近畿地方整備局大阪港湾・空港整備事務所が進めている大阪港整備事業において、その中心施設となる夢洲地区コンテナターミナルの耐震岸壁の延伸工事や新島整備工事、さらに現在は-15mで運航されている主航路の-16mへの増深と拡幅のための浚渫、そしてそれに接続する航路、泊地などの施工に当たる施工企業で構成された組織です。
 工事は海洋土木工事となるので、陸上の一般土木とはまた異なる安全管理や工程管理が必要となるので、私たち受注者同士や大阪港の入出港船を管理する情報センターとの緊密な情報交換や関係諸官庁・関係団体との連絡体制により、海難事故防止と安全衛生を確保し、工事の円滑な進捗を図ることを活動目的としています。現時点でのメンバーは8社6工事5業務(6月26日現在)の体制となっています。
 主な活動内容は、工事を円滑に推進するため関係機関や各工区関係者との連絡調整のほか、地域への貢献活動、安全衛生推進行事、各機関開催行事への参加調整などを行っており、また発注者との合同による安全パトロールも毎月実施しています。こうした活動を通じて会員各社が一致団結し、一丸となって安全衛生の確保と、地域との調和を目指して取り組んでいます。
情報センター24時間警戒業務
 海運・港湾を取り巻く情勢が大きく変化する中、港湾に求められる機能も劇的に変化しています。
 大阪港は国際コンテナ戦略港湾「阪神港」の一翼を担っており、貨物・船舶その他関連企業の利便性向上はもとより、海運経済の発展を通じて、我が国経済をリードする港湾としての将来像に夢を抱きながら施工に当たっています。






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