建設グラフインターネットダイジェスト

〈建設グラフ2015年6月号〉

「復興道路(命の道)早期完成」にむけた安全活動

三陸道本吉気仙沼道路協議会 会長
池月地区跨道橋工事 現場代理人(株式会社ピーエス三菱)
五十嵐 亮



工事PR看板

 三陸道本吉気仙沼道路協議会は、複数の工事が相互に関連する建設現場において、発注者と受注者および受注者間の安全施工に関する緊密な情報交換を行うとともに、非常時における臨機の措置を予め定める等の連絡調整を図り、協力して工事を安全かつ円滑に実施する事を目的として、平成25年11月に発足し、仙台河川国道事務所発注の三陸沿岸道路工事における受注業者で構成され、毎月活動を行っています。
 平成27年5月現在、11現場の代理人あるいは監理技術者で活動を行っています。具体的な活動として、以下の内容を実施しています。
・毎週木曜日に2週間工程による工程会議
・安全協議会パトロール(1回/月)
・緊急時の連絡・避難等体制の整備
・発注者および工事監督支援業務者から施工業者への連絡事項伝達

 また、工事PR看板の設置や地域道路清掃活動、復興ボランティアへの参加などを実施しています。
 三陸沿岸道路は、復興道路(命の道)とも呼ばれ地域の方々の期待は高く、T期工事(気仙沼〜大谷間)は平成29年度開通を目標に、我々受注者も発注者とともに一丸となり、協議会活動に力を入れて取り組んでいるところです。
 工事場所の多くが、基幹農道と呼ばれる市道沿線や、地域生活道路からのアクセスを余儀なくされるため、地域の皆様の生活の妨げにならないよう、工事場所が隣接する施工業者間にて連絡会を設けて活動を行っています。
 具体的には、ダンプトラックの運行経路の選定、車両搬入口や作業ヤードの共有等を行い、地域の方や道路利用者の皆様の通行に支障をきたさないよう調整を行っています。
 今後、U期工事(大谷〜本吉間)も本格的に工事が始まることとなり、ますます施工業者間の連絡調整を密にし、協議会活動を活発に行って、路線開通に向けて協議会一丸となって安全活動に取り組んで参りたいと考えております。


清掃ボランティア活動

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