建設グラフインターネットダイジェスト

〈建設グラフ2015年4月号〉

【TOPICS】

新技術などの説明・発表で能力を高め職員相互の情報交流を図る

―― 「発寒破砕工場における火災被害と火災調査」など4テーマで5人が報告

平成26年度 札幌市都市局建築部技術発表会

 札幌市都市局は3月13日(金)市役所本庁舎内会議室で建築部職員が参加した平成26年度建築部技術発表会を行った。
 この発表会は、職員が業務を通じて取り組んだ新技術・研究等について発表し、職員相互の情報交流を図るとともに、発表を通じて説明能力・プレゼンテーション能力を養うことを目的に毎年実施している。
 今回は、建築保全課:「東札幌小学校体育館高断熱化の検証について(中間報告)」、建築工事課:「発寒破砕工場における火災被害と火害調査について」、電気設備課:「平岸プール保全改修工事におけるコージェネーションシステムの更新と系統連係」、機械設備課:「公共建築における最近のダクトの仕様と材質の選定について」と題して建築・設備関係部署の担当職員が現場での実体験などを基に発表を行った。
 その中で、平成25年11月6日に発生した発寒破砕工場の火災を取り上げた発表では、火災に因り施設再使用が可能かどうかを基準に調査内容が紹介された。調査内容として部材の変形量の確認や構造材部や非構造部材の被害状況調査が進められた。結果構造柱の取替など細部にわたる補修・補強の施工工事を進められたとの報告があり、5名の発表者は図や表、写真などで、それぞれポイントを明確にし、わかりやすく発表を行った。また、参加者も熱心にメモを取りながら聞き入っていた。


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