建設グラフインターネットダイジェスト

〈建設グラフ2015年4月号〉

「工事間調整と地域コミュニケーション」を踏まえた安全活動

 岐阜国道事務所の主要事業である東海環状自動車道（西回り）の工事は、大垣監督官支部と東環出張所支部の各支部で工事安全協議会が組織されており、各支部を代表として弊社が所属する東環出張所支部の安全活動について紹介します。  東環出張所支部は、東海環状自動車道出張所担当（関市〜本巣市間）の施工にあたり、発注者と受注者の連絡調整、受注者相互の連絡調整、および地域との融和を図り、工事の円滑な遂行に寄与することを目的として、以下の通り活動しています。
・工事の安全推進
・建設労働者の労働安全衛生環境の向上
・第三者に対する安全確保
 東環出張所支部は、東海環状自動車道（関市〜本巣市）の施工業者と東海環状自動車道出張所等の監督職員で組織しており、具体的な活動として、以下の内容を実施しています。
・毎週木曜日に2週間工程による調整会議
・安全協議会パトロール（1回／月）
・異常気象時における連絡体制

パトロール講評会＆勉強会状況

 また、安全協議会パトロールでは、施工業者毎の安全の取組み・創意工夫などを紹介し、その取り組みを安全衛生法や安全衛生規則等の法令と照らし合わせるなどの勉強会を実施する事により、安全管理の一層の向上を図るよう対処しております。
 こうした安全協議会の取り組みに加え、より近郊の地域の皆様に対し細かい配慮が行き届くように、工事場所が隣接する施工業者間にて協議会を設けて活動を行っています。
 具体的には、工事標識などを各場所で煩雑にならないよう1か所にまとめたり、ダンプトラックや生コン車等が集中して、地域の方や道路利用者の皆様の通行に支障をきたさないように車両のルートや警備員の配置を調整したりしています。
 また、地域の皆様とのコミュニケーションを図るため、工事状況等についての報告書を作成し、地域の皆様へ回覧等により情報提供しています。
 この報告書では、交通規制、沿道を利用するダンプ運搬の開始日や発破等の開始日時の事前連絡などを行い、地域の皆様に工事情報をお知らせし、ご意見を伺うようにしています。
 これまで大きな災害や事故等も無く工事を進めることができたのは、地域の皆様、岐阜国道事務所の皆様や各支部会員の皆様のご協力とご尽力によるものと思っております。
 今後も無事故無災害での東海環状自動車道西回り区間の開通に向けて、各支部会員が一丸となって安全活動に取り組んで参りたいと考えております。

現場パトロール状況