建設グラフインターネットダイジェスト

〈建設グラフ2014年12月号〉

地元の立場になって考えた現場運営を目指して


 上北天間林道路工事連絡協議会 会長
揚津下地区道路改良工事担当
株式会社田中組
 竹島 悟



上北天間林道路(施工状況)

 上北天間林道路は、青森市と八戸市をつなぐ高規格道路「上北自動車道」(約24km)を構成する「上北道路」「上北天間林道路」「天間林道路」のうち、平成25年3月に供用した第一工区の「上北道路」に続く、延長7.8Kmの第二工区であります。「上北自動車道」全区間が完成すれば青森市-八戸市間の高速交通ネットワークが形成され、産業・経済の活性化が期待されています。
 上北天間林道路工事連絡協議会は、前身である上北道路工事連絡協議会の発足から上北道路供用後も継続して現在15の現場から構成されております。
 活動内容としては、発注者と受注者の工事施工に伴う連絡調整を行うとともに、労働災害防止・第三者災害防止および地域への貢献を目的とし活動を行っております。
 特に、大半の工区が盛土工事におけるダンプによる土運搬が多く、数多くのダンプ(最大50台)が日々運行するため、一般道の混雑および道路面の損傷等が懸念されました。その対策として運搬ルートを複数選定し、土運搬車両を分散する事で混雑緩和に努め、各業者で分担し運搬ルートの定期点検を行い、道路面の損傷などないか点検を実施しております。
 また、工事区域のほぼ全域が水田地帯であり秋の収穫時期を控え、農道から進入する関連工区では、地元の方々や関係機関との打合せにより、一定期間 土運搬を中止し地元の方々が安心して収穫作業を行ってもらえるよう調整を図っております。
 これから、上北天間林道路は最盛期へと向かっていきます。我々受注者も最後まで無事故・無災害で完成させる事ができるよう、また地元の方々の協力と理解を得ながら連絡協議会一丸となり取り組んでいきたいと考えております。
救命処置 講習
パトロール状況
パトロール 検討会


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