建設グラフインターネットダイジェスト

〈建設グラフ2014年6月号〉

現場パトロールで技術の継承と住民とのコミュニケーション

 浜田・三隅道路安全協議会
西村高架橋作業所 現場代理人(大畑建設株式会社)
垣田 真志




 浜田・三隅道路安全協議会は、浜田市原井町から三隅町まで全長14.5kmの工事区間を担当している施工業者で構成されています。工事を進める上で土砂運搬、資機材運搬等工事車両の通行で主要となる道路が国道9号となる為、一般車輌の交通量が多く、また施工箇所周辺には田畑が多い為、交通災害・環境対策に気を付けなくてはいけません。
 本安全協議会の活動内容としては、月1回の現場パトロールを行い、意見交換・次月の安全管理計画及び地元とのコミュニケーションの情報交換を行います。現場パトロールでは現場の作業状況、現場環境を点検し、反省会で良かった点、参考になった点、改善した方が良い点などの意見交換を行います。参考になった点は自分の現場に取り入れ、改善した方が良い点については、次に他の現場をパトロールした際には同じ内容の改善点が挙がらないよう、どの現場の代表者もパトロールの反省を自分の現場で活かすようにしています。

 本安全協議会が活動を開始してから6年以上経過しましたが、過去の安全協議会の活動のお陰で、各現場工区内・周辺での注意点が次の施工業者へ引き継がれ、地元の方々ともコミュニケーションのとりやすい環境となっています。今後ともこの活動を継続していくことが重要だと考えています。
 今後は、浜田・三隅道路の今年度の一部開通、平成28年度の全線開通に向けて、改良工事、舗装工事、橋梁上・下部工事、道路付属物設置工事、電気・通信機械設備等設置工事など、施工箇所が重複すること多くなってきますが、現場間の日々の打合せや交通状況についての注意点、地元の方々とのコミュニケーションの情報交換等を行い、円滑に工事が進むよう協力し合い、無事故・無災害での開通を目指します。


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