建設グラフインターネットダイジェスト

〈建設グラフ2014年4月号〉

施工業者間の連携で無災害を目指す!

 東広島・呉道路【2-1工区南】安全衛生協議会 会長
 東広島・呉道路金剛山トンネル工事
 株式会社安藤・間 作業所長
 桐原 章浩

 東広島・呉道路【2-1工区南】安全衛生協議会は、工区内の各工事間連絡調整を行うとともに、労働災害防止、第三者災害の防止、公害対策等の問題について協議し、災害防止と地域住民の安全確保ならびに地域貢献を目的として活動しています。本協議会は、2-1工区全体(全長8.8km)の協議会として活動しておりましたが、施工業者の増加に伴い平成24年11月1日より、南北工区に分割し、2-1工区南協議会(約4.5km区間)として新たに発足しました。

 常時10工事前後のメンバー及び発注者で構成される本協議会ですが、メインの活動として、毎月1回、連絡会議及び現場パトロールを実施しています。現場パトロールについては、当日の作業内容に応じて現場を決定し、抜き打ちで実施していることや、出席する現場代表者(現場代理人等)の安全意識が高く、反省会での率直な意見交換が効果的であることから、工区内の各現場が日頃から競うように整理整頓・安全管理に気を配り、ハイレベルな管理を展開し、工区内無災害の継続に繋がっていると確信しています。
 さらに、東広島・呉道路に対する地元の方々の期待は高く、無事故・無災害による早期全線開通を熱望されています。地域貢献やコミュニケーションにより、地元の方々の工事に対する理解を得ることも本協議会の役割でもあり、具体的には地域内の側溝清掃や秋祭りの協賛等の行事参加に加え、工事進捗状況の報告や工事工程の説明(1回/月程度)を行って、工事車輌の通行や騒音発生時期の周知等を行い、円滑な運営に繋がっています。

 これまで無災害で多くの工事が完成を迎えましたことは、本協議会会員の皆様のご尽力によるものであり、深く感謝しますとともに、無事故・無災害で開通を迎えますことを祈念し、今後も本協議会の一丸となった取組みに期待します。

地域側溝清掃活動 現場パトロール活動



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