建設グラフインターネットダイジェスト

〈建設グラフ2014年2月号〉

【ZOOM UP】

南富良野小学校が新設

── 2月で校舎建築が完了

南富良野町立幾寅小学校校舎改築

完成イメージ(南側)

 南富良野町は小学校の統廃合により、この4月に南富良野小学校が新設校としてオープンする。同校は南富良野町立小学校統合推進協議会の決定に基づき、幾寅小学校、落合小学校、北落合小学校の3校を統合するもので、この2月に新校舎の建築工事が完了する。
 幾寅小学校は明治37年に下富良野尋常小学校付属幾寅簡易教育所として創立されたが、39年に幾寅尋常小学校として独立。昭和15年に幾寅国民学校に改称。そして22年に幾寅小学校として現体制となったが、生徒数の減少により、110年目となるこの平成26年で閉校することとなった。

完成イメージ(北側)

 落合小学校は明治34年に 富良野村簡易教育所として曹洞宗説教所に開校した。41年 に落合尋常小学校と改称し、学制改正で6年制となった。昭和16年に落合国民学校と改称し、5学級に編成された。22年に落合小学校と改称し、幾寅中学校落合分校を併置。42年には町制施行により、南富良野町立落合小・中学校と改称。そして平成17年に落合中学校、落合小学校としてそれぞれ独立としてスタートしたが、23年の4学級から24年は2学級へ縮小され、この2月に統合されることになった。
 北落合小学校は、大正8年に設置された南富良野村簡易教習所東特別教授所場が、昭和11年に空知郡北落合尋常小学校として認可され、その翌年に開校した。16年には北落合国民学校に改称し、22年に現在の南富良野村立北落合小学校へ改称した。30年には落合中学校北落合分校を併置したが、34年には北落合中学校が独立した。その後、中学校は40年には幾寅中学校に統合された。その後も僻地の児童教育を担ってきたが、この3月で閉校することとなった。
 新校舎の規模・構造はRC造、2階建てで、敷地面積は8,370uとなり、この2月に工事が完了する予定だ。


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