建設グラフインターネットダイジェスト

〈建設グラフ2013年11月号〉

【ZOOM UP】

多世代間のコミュニティある団地形成目指す

── 子育て、在宅介護に配慮した居住スペースも確保

留萌市道営住宅新築工事(サンセット留萌団地B)

完成予定パース

 北海道建設部は、道営住宅の基本方針である「北海道公営住宅等安心居住推進方針」に基づき、留萌市の中心地に利便性に富んだまちなか住宅として「サンセット留萌団地B」の建設を進めている。
 住宅の整備にあたっては、子どもからお年寄りまでできるだけ多くの人を対象に身体状況や家族構成の変化などに対応できるよう、在宅看護にも配慮した暮らしやすい部屋の広さや移動性の容易性といった基本性能を有する良好な居住環境づくりの実現を図る。
 団地計画の基本方針として
(1)「安全で安心して暮らせる住宅」
(2)「自立した生活が送れる住宅」
(3)「いきいきとすこやかに暮らせる住宅」
―を柱に、@安全:災害や事故など危険につながらないことA安心:防犯や緊急時の対応など安心できることB簡単:わかりやすく使い勝手がよいことC連続:行動の連続性が確保されていることD自由:生活する上での自由度が高いことE交流:入居者間や地域とコミュニケーションがしやすいことF快適:四季を通じて快適に暮らせること―などの7つの視点で建設を進めている。
 利便性の高い中心市街地において、多世代が安心して暮らせることができ、さらに、まちなかの賑わい創出の実現を目指す、サンセット留萌団地は全体49戸の住戸計画で、既に1期工事で5階建て29戸が完成している。現在建設のB棟20戸は25年3月完成予定。


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