建設グラフインターネットダイジェスト

〈建設グラフ2013年9月号〉

【ZOOM UP】

法曹の新しい顔となる岡山法務総合庁舎

── 瀬戸内海をイメージしたエントランス

岡山法務総合庁舎建築工事

完成予定パース

 岡山法務総合庁舎は、先に新築された岡山地方・家庭裁判所の隣接敷地に、広島高等検察庁岡山支部、岡山地方検察庁をはじめとする法務省の4官署が入居する総合庁舎。
 『法曹の新しい顔』となるよう、鋭さと柔らかさを兼ね備えた構成とし、国道に面する南側ファサードは、隣接する裁判所や、以前にあった旧裁判所庁舎のもつ横連窓のデザインを基本に、風格をもちながらも親しみやすいものに心がけています。
 また、アプローチから建物内部にかけては『瀬戸内海の穏やかな海と島々』をイメージして、エントランスへとつながる床は、タイルによって海のさざなみや、砂浜の波紋を表現し、外構には自然石(犬島石・庵治石など)を波間に浮かぶ島々のように見立て配している。
 このほか、コア配置等による西日対策や空調効率化により日射負荷低減や消費電力の低減を図るとともに、中庭を設けることで自然採光や通風を確保し、快適性と省エネルギーを実現する運用しやすいシステムを提案している。


HOME